アミンさんへの労災隠し問題でピーエス三菱本社前抗議行動
全国一般東京東部労組は2月2日、パキスタン人労働者アミン組合員への労災隠しに抗議するピーエス三菱本社前行動を実施しました。
この行動は、東部労組が加盟するコミュニティ・ユニオン首都圏ネットワーク一日行動の一環として取り組まれ、16団体・100人が参加しました。
アミンさんは2019年7月にピーエス三菱が元請のマンション建設現場で労災にあいましたが、雇用されている下請会社からは「現場でけがしたことは伏せろ」と迫られ、ピーエス三菱の現場監督からも労災申請を拒絶されました。こうした元請・下請一体の労災隠しによってアミンさんは長期にわたり収入が途絶える生活苦に追いやられました。
その後、東部労組とともに行った労災申請を受けて労働基準監督署が現場での労災と認定しましたが、ピーエス三菱を含めた会社側は労災の事実すら認めようとしないため、アミンさんは2021年12月に会社側に損害賠償請求の裁判を東京地裁に起こしました。
ところが、進行中の裁判でも会社側はいまだ知らぬ存ぜぬの姿勢を取り続けています。相手が外国人だから隠し通せると軽く見ているとしか思えない態度です。
この日の行動でアミンさんは、出身国の言語であるウルドゥー語と来日後に身につけた日本語を織り交ぜながら会社側に怒髪天を衝く勢いで「会社は間違っている。ひどいよ!」と抗議の声を上げ、「負けずに頑張っていく」と勝利するまで闘う決意を示しました。
これに各団体の参加者も「労災隠しを許さないぞ!」「外国人差別をやめろ!」「アミンさんに謝れ!」のシュプレヒコールで応えました。
アミンさんの労災闘争によってたかって闘い、外国人労働者への差別を許さない労働運動をともに作っていきましょう!