シリーズ「解雇理由」2013年12月分

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シリーズ「解雇理由」です。2013年12月中にＮＰＯ法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。

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シリーズ「解雇理由」2013年12月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2014年2月10日

１、 有期雇用女性労働者。妊娠したので「産休・育児休暇」の申請をしたら、「働けない人をいつまでも置いてはおけない。5月の期間満了で契約は終了」と言われた。契約終了の理由は、明らかに「妊娠・産休・育休」であり、納得できない。

２、 女子高生。ケーキ屋でアルバイト。働いて8日目に突然電話で「向いていないからグビ」と言われた。神奈川の最低賃金は868円だが、時給760円しかもらっていない。

３、 非正規労働者60才。会社に呼ばれて「正社員には60才以降の再雇用制度があるが、非正規にはないので以後雇用の継続はない」と言われた。

４、 退職勧奨を受けながら、2ヶ月間も「隔離」部屋で、全く仕事もなく置かれている。

５、 女性。職場では70歳過ぎて働いている男性が何人もいるので、65歳になった自分が生活のためなんとか雇用延長して欲しいと頼んだ。しかし、「来ても給料は出さない。そんなに働きたいなら、他の会社をさっさと探せ」と言われた。

６、 うつ病で病気休業し職場復帰したとたん「来月末付けの退職願をだすように」と言われた。

７、 契約社員59才。勤続15年。契約社員には「再雇用制度の適用なし」との社内規定が新しく作成された。今までは正社員同様に契約社員にも再雇用制度はあった。自分は65歳まで働きたい。法律に違反しないのか。

８、 勤続5年。会社の職場での人間関係や環境が嫌になり社長に退職届をだしに行った。社長は突然「明日から来るな。クビだ。商品の返品がきたら損害賠償を請求する」と怒鳴りだした為、退職届も渡せなかった。

９、 ミーティングで意見を求められたから意見を言ったら、上司から反抗的と思われて退職に追い込まれそう。上司は、以前から何人もの若手女性社員を精神的に追い詰めて退職させている。解雇もあり得る。不安だ。

１０、 社団法人団体の臨時職員。突然手取り13万円を11万円に下げると一方的に変更してきた。生活できないので辞めざるを得ない。この場合、会社都合退職となるのか。

１１、 キャバクラ。給料が払われないため「一ヶ月後に辞める」と伝えたら、解雇を告げられ、給料も支払われないまま。

１２、 雑貨店。突然解雇され、ハローワークに失業保険の申請に行ったら、雇用保険が入っていなかった。毎月の給料からは雇用保険分は引かれていたのに。離職票の中身も嘘ばかり。

１３、 ＣＭ映像制作会社。社長の横暴・パワハラがひどい。暴言や暴力を振るう。胸ぐらをつかんだり、蹴りを入れてきたり。こんな会社辞めるしかない。

１４、 長時間労働と職場のパワハラでうつ病になる。3ヶ月の休業という診断書を提出して休む申請をしたら「3ヶ月で復職できない時は辞めて欲しい」と言われた。

１５、 食料品販売店で調理・販売をしていた。当然衛生のためマスクをして働いていたが、お店の新しい方針で「スタッフはマスクを取って接客」となり、マスクをしていたら退職に追い込まれた。

１６、 1日3時間分の固定残業代は支払われるが、それ以外は幾ら残業をしてもただ働き。休日出勤手当もない。土曜日出勤は記録にすら残さない。あげく個室で退職強要を受け退職。

１７、 有名アパレルチェーン店でアルバイトの採用が正式に決まったのに、いつから出社なのか一向に連絡がない。

１８、 特定派遣のＩＴ業種の正社員。派遣先の仕事が終わり、本社に戻ってきた。次の仕事が中々見つからないでいると突然解雇を告げられた。辞める気はなかったが、何を言っても無駄だと感じて応じてしまった。

１９、 金属加工工場。石灰や金属粉などのもの凄い粉じんが舞う現場。換気扇もマスクもなく、3ヶ月前から咳が続く。会社に改善を頼んでも取り合ってくれない。体も限界なのでやむなく退職を選ぶしかない。会社に金銭的な賠償責任はないのか。

２０、 契約社員。30時間分の固定残業代は出ているが、30時間を超えた残業にも一円も残業代が付かない。契約期間満了で退職するつもりだが、この場合、会社都合退職扱いとなるか。