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写真=前沢さんの母(左から3人目)が出席した団体交渉
前沢さんの過労死はすかいらーくに責任あり!
会社は遺族に謝罪し、再発防止策を実施せよ!
ファミリーレストラン大手「すかいらーく」の契約店長だった前沢隆之さん(享年32)が昨年10月に過労死した問題について、8月8日、私たち全国一般東京東部労組とすかいらーくとの団体交渉が東京・葛飾の組合事務所で開かれました。
組合側からは前沢さんの母・笑美子さんと本部スタッフら6人、会社側からは人事部長が出席しました。笑美子さんは隆之さんの遺影を机に置いて交渉に臨みました。
はじめに会社側は、前沢さんの労災(過労死)認定を7月のマスコミ報道で知ったといい、記事の内容と会社が把握している事実と食い違う点があるなどと主張しました。これに対して、笑美子さんを先頭に組合側から怒りの声が上がりました。
「そもそも会社のデタラメな時間管理が問題ではないのか」「労災認定の是非を争うつもりか」「まず遺族に謝罪するのがすべての出発点のはずだ」「会社としての責任を感じているのか」などと厳しく追及しました。
その結果、人事部長はその場で立ち上がって「申し訳ございませんでした」と笑美子さんに頭を下げたうえで、「労災認定は真摯に受け止める」「会社が安全配慮義務を怠っていたのは間違いない」「謝罪や補償には応じる」などと話しました。こうした点を東部労組と会社は書面で確認しました。
確認書では「会社は、前澤さんの過労死が会社の安全配慮義務違反に起因するものであることを確認する」「会社は、本件につき、以下の5点を遺族および組合と協議して決定する。(1)遺族への謝罪(2)逸失利益、慰謝料、損害賠償などの補償(3)再発防止の方策(4)前澤さんの未払い残業代の支払い(5)その他本件に関連する事項」と記されました。
次回の団交で会社側の具体的な回答を聞くことになりました。どれだけ謝罪されても、補償されても、32歳という若さで命を奪われた前沢隆之さんが戻ってくるわけではありません。すかいらーくで二度と過労死を出さないために遺族と私たちは会社の責任を徹底的に追及していきます。
すかいらーくで働くすべての店長、社員、準社員のみなさん!東部労組といっしょに過労死撲滅の声を上げてください。
どう思いますか?
15年勤めましたが、なんどもぼくは
体を壊しました。
いまは、見る影もない、ひどい会社、
社員を助けた上げたい、そう思う。
ご主人をこのひとを
死なせたやつらこそ、悪魔。