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全国一般東京東部労働組合の記録

高齢者の希望!定年制廃止を勝ちとる!

2008年04月23日 11時44分46秒 | 定年・再雇用問題

東部労組支部が定年制を撤廃させる!
高齢者が働きつづける権利を確立しよう!

私たち全国一般東京東部労組がつくった警備員による支部が、4月17日にあった会社側との団体交渉で、高齢になっても労働に支障がない限りは継続雇用するとして、定年制を事実上廃止する内容の確認書を結びました。

この会社では従来、定年を60歳とする制度を設けていました。支部組合員の中には間もなく60歳を迎える人、あるいはすでに60歳を超えている人がいて、「いつ雇用契約を解除されるかわからない」という不安を抱いていました。

2006年4月から施行されている「改正高齢者雇用安定法」では、企業に最低でも65歳までは定年の延長、継続雇用制度の導入、定年の定めの廃止のいずれかを取るよう義務づけています。

働く人にとっては、すべての人が可能な限り今までと同じ条件で働きつづけられる「定年制の廃止」がもっとも望ましい方法です。そこで東部労組支部では60歳定年制の問題を指摘するとともに、定年そのものの廃止を会社側に求めました。

その結果、「会社は、60才を超える者についても、組合員については現場での労働に支障がない限り継続雇用するものとする。」との確認書を勝ちとることができました。いくつになっても働きつづける権利を確立しました。まさに「高齢者の希望」です。

東部労組では法改正のあった2年前、別の支部が会社側による差別的な再雇用制度をはね返して60歳以降の継続雇用を勝ちとったケースもあります(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/8d2524ef4fe95e75cf736c455d1e3827)。また、70歳台の労働者たちで支部を結成して不当解雇を撤回させたケースもあります(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/8bdb140a262db7da89f8b52712b30bd0)。

団塊世代の大量退職の時代を迎えています。年金支給年齢の引き上げに伴って、60歳を超えても働かないと生きていけない人が増えています。何歳でも働く者の権利に変わりはありません。世代を乗り越えて、労働組合に入ってともに団結しましょう!

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1 コメント

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先人の教え (ひばり)
2008-04-30 16:53:13
人財を大切にしない企業は存続しません。
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