みなさんへ
シリーズ「解雇理由」です。
2012年1月中にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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シリーズ「解雇理由」2012年1月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2012年3月15日
1、女性。結婚の予定があると会社に伝えた。まだいつ結婚するかも決めておらず、勿論退職の日も決めていない。それなのに今日、会社から呼び出され上司からしつこく「退職願いを書いて欲しい」と言われ書かされてしまった。
2、些細な事で解雇を言い渡された。解雇予告手当は支払うという約束だったのに、支払ってくれない。離職票も発行してくれない。年末調整金の還付もない。
3、早出、残業代なし。毎日12時間以上勤務。深夜、自腹でタクシーで帰宅。毎日どやされたあげく体を壊したとたん「転職に不利だから、自己都合扱いで退職しろ」と即日退職願いを出せと言われて提出してしまった。
4、クリニックで受付試用期間中。4カ月目に、院長から「ナースの子供のベビーシッターを勤務中にやれ」と命じられたのでお断りしたら「正式採用はしない」と通告された。
5、大手広告会社。1年間の有期契約社員として20年間更新し続けている。有期雇用に関する法律の改正の動き (5年継続で無期へ) が出たとたんに、人事部から面接の申し入れがあった。退職させられる恐れが強い。
6、入力の仕事。現在のセンターの解散が決まり、別センターへ行けと言われた。そこは出来高制で確実に大幅に賃金が減る。「今辞めたほうが有利だよ」と促されている。
7、5日間の当直勤務で契約した。当直一日目で解雇されたが、残りの4日分は請求できないか。
8、アルバイト10年でようやく正社員になれた。サービス残業時間が長くうつ病になったとたんに「力量不足」で解雇された。
9、メガネチェーン店の雇われ店長。「業績悪化なのでお店を閉めることにしました。来年1月で退社をお願いします」と通告があった。残念だが、転職先も決めた。ところがここにきて「閉店の時期は未定」と言いだした。私を辞めさせる事だけが目的だったのか。あまりにもひどい。
10、不動産広告のチラシを各家庭にポスティングする業務。過酷な労働で体を壊して、医師の指示で一ヶ月間病気欠勤した。会社は「一ヶ月も休む人間をウチに置いておく訳にはいかない。ご縁はなかった事としてもらいたい」と解雇された。
11、訪問販売員。お客のクレームを理由に辞めてくれと言われた。
12、本田技研関連会社。解雇された。当初は解雇予告手当を出すと言っていたのに、「自己都合退職扱いにする」と一方的に翻してきた。
13、60歳の定年を迎えて、再雇用を希望したが、社長は拒否してきた。法律に違反しているのでは。
14、パート。「ヒマな時は契約解除だ」と言われ、仕事が全然なくなり無収入状態になる。こんなことが許されるのか。
15、公民館の主事。館長から解雇通告。地域の住民が嘆願署名を千名ほど集めてくれた。館長は「解雇を撤回できないのは嘆願書が出回ったからだ」と言いだした。
16、育児休暇が終わるので職場復帰を考えていたら、会社から「業績悪化で仕事がないから復帰させられない」と言われた。復帰したいと伝えても「本当は居て欲しいが仕事が無い」と言うばかり。
17、半年毎の契約パートで更新5年。先日、「次回は更新しない」と言われた。これは解雇なのでは。「雇い止め」で済まされるのは納得できない。残っている有給休暇も全部消化させてくれない。
18、派遣社員。ジンマシンで一週間ほど休んだら、派遣先から「もう来なくて結構です」と言われた。
19、個人病院。当直日は、朝9時から翌日夕方5時までの32時間連続勤務。とてもじゃないが体がもたないので断ったら、「夜勤が出来ないなら」と解雇通知が出た。
20、契約社員。契約期間途中で解雇にされたのに、会社は書類に「契約期間満了」と記載してきた。訂正を求めても聞いてくれない。
21、10年勤続。取引先との些細な問題で、始末書を会社のいいなりの文書に3度も変更させられた。最終的に書き換えた文章は実際とは全く違う内容。そして、その始末書の中身を理由に懲戒解雇にされた。
22、ハローワークから斡旋され内定が決まった。入社日の前日に内定取り消しを言い渡された。ハローワークも会社に「不当な内定取り消し」と伝えたが、聞いてくれない。
23、先月、給与が2万円下がって、今月また1万円下がった。職場でも様々な嫌がらせがある。結局は自分から辞めさせようとする会社のやり方だ。
24、6年前から難病で、仕事をしながらの長期闘病中。先日、入院して検査を受けている最中に携帯メールで解雇通知が来た。厚労省の難病患者を雇用する際のガイドラインともかけ離れたあまりにも心ないやり方。
25、腎臓病で人工透析をはじめた。会社に「人工透析のため、週3日、16時に退社させて欲しい。業務は今まで通りするから」とお願いしたら「他の従業員への影響でひとりだけ特別扱いはできないので、身を引いて欲しい」と突然の退職勧告。
26、16年勤続。「連絡や報告がない」との理由でいきなり解雇されそう。
27、プログラマー。会社から「プログラマーのコストを半分にする。賃金を半分にするか退職するか選べ」と言われた。それなのに「自己都合退職」で手続きをするという会社。