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写真=ブックレットの目次
「名ばかり労働組合」世に問うブックレットに反響
<「名ばかり店長」「名ばかり労組」じゃたまらない>を広げよう!
「過労死をなくそう!龍基金」(中島晴香代表)が刊行したブックレット<「名ばかり店長」「名ばかり労組」じゃたまらない>(同時代社)に反響が広がっています。国鉄労働組合が100冊、全水道東水労が100冊、全国一般全国協が100冊など各労組からの注文も相次いでいます。
ブックレットはこの間、龍基金とその協力団体である全国一般東京東部労組が取り組んできた「名ばかり管理職」「名ばかり店長」にかかわる過労死・過労障害の闘いをまとめたものです。
とくに「名ばかり労組」について論じた部分がさまざまな反応を呼んでいます。第3章で「『名ばかり労働組合』って何?」と題して、次のとおりの内容で記されています。
「強い店長」求める企業内労組の罪……須田光照(「龍基金」事務局)
どんな労働組合でも、いいわけではない……石川源嗣(東部労組副委員長)
「名ばかり労組」にならないために……五十嵐仁(法政大教授・大原社会問題研究所所長)
過労死をうむ背景には過酷な労働状況を企業側に立って働く人に押し付けている「名ばかり労組」の存在があると問題提起しています。労働条件を向上するために労働組合で立ち上がった労働者を、経営者と一体になって妨害する「第2組合」の事例もくわしく書かれています。
龍基金や東部労組には「名ばかり労組を正面から論じたのは画期的だ」「過労死が減らないのは企業内労組の責任でもある」といった声が寄せられています。
また、「名ばかり労組」という言葉自体が社会的に浸透しつつあります。報道によると、最大のナショナルセンター(労働組合の全国組織)である連合が10月30日に開いた「春闘中央討論集会」で、高木剛会長が「われわれは名ばかり労働組合ではない、名実ともに運動できる労働組合であることを社会に認識してもらうたたかいをしていきたい」と語ったといいます。
「名ばかり労組」を批判して、経営者に堂々とモノを言える本物の労働組合を強く大きくしていきましょう!
ブックレットには作家の雨宮処凛さんと評論家の佐高信さんとの対談「過労死ノー!生きさせろ」も収録されています。有名書店でも販売していますが、全国一般東京東部労組(〒125-0062東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階、電話03-3604-5983、FAX03-3690-1154、メールtoburoso@ka2.so-net.ne.jp)でも1冊500円(送料別)で注文を受けつけています。
「インチキ労組」「仲良し労組」「タテマエ労組」
「自分の事しか考えていない労働組合長のいる労組」
などで良いのでは??