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写真=組合員130人の参加で成功した東部労組第43回定期大会(2016年11月6日)
2016年東部労組第43回大会新執行委員会代表挨拶
東部労組第43回定期大会が成功!よってたかって争議に勝利しよう!
11月6日、全国一般東京東部労組第43回定期大会が墨田区曳舟文化センターで開催され、代議員79人、傍聴者28人、本部役員23人の計130人の組合員が集まり、成功しました。
菅野委員長が「電通の過労死などで資本家に殺された仲間の仇(かたき)をとるような怒りに根ざした運動を進めるのが労働組合の役割だ」とあいさつしました。
1年間の東部労組の活動をまとめた動画を上映した後、来賓として全労協の金澤議長、全国一般全国協の平賀委員長、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの岡本事務局長、葛飾区労協の三浦議長、参院議員の福島みずほさん、葛飾区議のみずま雪絵さんから激励と連帯のあいさつを受けました。メッセージも友好労組や関係者から73通が送られました。
第1号議案<経過報告および総括>では、今期新たに結成した新支部、争議支部、争議解決支部、その他の支部が登壇し、それぞれの闘いを報告しました。
須田書記長が「連続する闘いで私たちは敵だけではなく自分自身の内なる恐怖や不安とも闘って勝利してきた。ストライキをやれば会社がつぶれるという脅しに屈さず、仲間を裏切らず、決死の覚悟で闘いに立ち上がろうとしている争議支部の勝利のためによってたかって闘おう」とまとめました。
第2号議案<情勢・運動方針案>では、須田書記長が戦争国家化、労働法制改悪、原発の再稼働、沖縄への米軍基地押しつけなどの悪政と対決していくべき情勢を述べ、「ゼネラルストライキが打てる強大な全国団結を準備しよう」を含む当面の運動方針を提起しました。
いずれの議案も賛成多数で採択されました。年間ストライキ権も確立されました。
大会では東部労組に加入したばかりのシングルマザーが8歳の息子とともに支援を要請しました。通勤に片道2時間半~3時間もかかる場所への転勤を会社に迫られているが、息子の世話をしながら長時間の通勤は無理と断ると給与を10万円カットすると言われたとのことです。会社が強行してきたら東部労組一丸となって闘うことを確認しました。
韓国サンケンで今年9月に整理解雇された韓国の労働者も大会に支援要請に訪れました。韓国サンケンは日本のサンケン電気の100%子会社です。現地の労働者に犠牲を押しつける日系企業の横暴です。韓国語で「闘争・団結」を大会参加者全員でコールし、東部労組は解雇撤回に向けて支援していくことを確認しました。
また、大会では、友好労組のプレカリアートユニオンの要請である「アリさんマークの引越社」の経営者に対する抗議はがきを配り、労働者いじめを許さない思いを参加組合員それぞれがメッセージとして書きました。
菅野委員長の団結ガンバローで大会は成功裏に終えました。