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フソー化成(株)小林洋社長!労働者はドレイじゃないぞ!
2月21日、東部労組は一方的な大幅賃金カット・組合員への嫌がらせ・団体交渉引き延ばしなどに抗議するため、「フソー化成」(足立区梅田/小林洋代表取締役社長)に対する抗議アピール行動を行いました。
★終業後の社長との会食に遅れたら給料カット!?
職場の仲間の仕事を手伝ったら給料カット!?ふざけるな!!
エアコン部材など、プラスチック製品の製造・販売を行っているフソー化成(株)・小林洋社長は同社に勤務する北澤享介さんに対し、「報告を怠った」「自分に相談しなかった」「他の人の仕事を手伝ったことで営業に出るのが遅れた」、はては「終業後の社長との会食に遅刻した」など理不尽な理由で給料カットを断続的に行いました。
また、これら理不尽な給料カットの根拠などを確認しようと北澤さんが就業規則を社内で確認したところ、小林社長はそれも「理由」にし、さらに月額5万4千円もの給料カットを行ってきました。
昨年6月から12月までの半年間でカットされた分の累計は約76万円に上ります。
その結果、正社員である北澤さんの給料額は、昨年11月分では手取りで約13万円となりました。とても生活できるレベルではありません。
小林社長が給料カットの「根拠」にしているのがフソー化成に存在する職位ランクです。
在位する職位によって役職手当の額が定まるという制度ですが、その「職位」は「本部長」から「平社員」まで実に約100ランク存在し、最低ランクの「平社員-4」の場合、役職手当なしに加え「賞与なし12回」と規定されています。評価の基準は明らかではなく、社長の「さじ加減」で職位を上げ下げすることで給料額が変更できてしまいます。
小林社長はこれを根拠に、北澤さんの職位を下げ続けることで給料を一方的にカットし続けているのです。
生活に直結する給料を操作すること、いわば給料カットの恐怖で労働者を縛り、支配するという前時代的なやり方、労働者をドレイ扱いするやり方はとうてい許されるものではありません。
また、これは実質的に給料を際限なくカットする「ための」仕組みを内包するものであり労働基準法違反の可能性もあります。
この他にも、小林社長は「従業員が就業時間外に仕事以外で3分の1以上の人数で集まって行動(集会)する時は会社に届け出ること」との、日本国憲法で保障されている集会の自由を妨げるような規定を就業規則に設けるなど労働者をさまざまなやり方で抑圧し、ワンマン経営を続けています。
北澤さんは勇気をもって立ち上がりました。1月13日、東部労組に加入し職位ランクの撤廃、一方的にカットされた給料の返還などを求めて闘いを始めました。
★声を上げたら執拗な嫌がらせ!?組合員の自宅に切手のない封筒を直接投函
度重なる団体交渉引き延ばし!?ふざけるな!!
その北澤さんに対し、小林社長は執拗に嫌がらせ行為を続けています。
組合加入直後から、北澤さんの自宅ポストに切手の貼っていない封筒が投函されるようになりました。この封筒にはフソー化成の社名などが印刷されており、また、住所・北澤さんの名前に比べフォントが大きくより目立つように北澤さんと同居する家族の名前も記載されていました。
中に入っている書類は一般的な業務連絡などで、会社内での連絡で足りるものであり、それをわざわざ北澤さんの自宅に直接投函する意義・必要性を見いだすことはできません。
中に入っている書類は一般的な業務連絡などで、会社内での連絡で足りるものであり、それをわざわざ北澤さんの自宅に直接投函する意義・必要性を見いだすことはできません。
そうである以上、北澤さん自宅への投函行為については、それ自体が目的の悪質な嫌がらせであると判断せざるを得ません。
北澤さんは会社・小林社長が自宅を監視しているのではないか、また、監視下にある自分・家族に物理的被害が及ぶのではないかとの強い不安を抱きました。
1月28日、組合はこの嫌がらせをやめるよう文書で小林社長に抗議しましたが、翌日以降も自宅への投函は続いています。
嫌がらせ行為を続けるいっぽう、小林社長は団体交渉を約1ヵ月に渡って引き延ばしています。そもそも話し合いに応じるつもりがあるのか、疑問を持たざるを得ません。
★ストライキで抗議アピール行動!
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このように、声を上げた直後からの「自分に逆らう者は許さない」とでも言わんばかりの執拗な嫌がらせ、そして理不尽な「理由」での給料カット、団体交渉の引き延ばしなど、小林社長の非常識なやり方に抗議し、フソー化成を働きやすい職場にするため2月21日、北澤さんはストライキに立ち上がり東部労組の各支部・組合員とともに会社前で抗議アピール行動を行いました。
会社前には「小林社長はふざけるな!」「給料カットをやめろ!」などのシュプレヒコールが響き渡りました。
当事者である北澤組合員は「給料とはその人の生活であり命であり尊厳そのものだ。それを小林社長の勝手気ままな理不尽な行為で下げることは断固として許さない!」と満身の怒りで小林社長を糾弾しました。
集会では、団体交渉を引き延ばし続ける小林社長に対し改めて申し入れを行いましたが、小林社長は申入書を受け取ろうとしません。果ては北澤さんをはじめとする参加者・東部労組への悪口雑言を並べ立てる始末でした。
これに対し、参加した大久保製壜支部、市進支部、デイベンロイ労組支部からも小林社長に対し怒りの発言がぶつけられました。
北澤さんは集会の最後に「社長は、自分が労働者に対してどんなにひどいことをしているのかという自覚がまったくない。今後も声をあげ、小林社長を糾弾していく決意だ。みなさんのお力をお貸しください」と力強く決意を表明しました。
東部労組・北澤組合員は今後も、独裁的経営を続けるフソー化成・小林社長と断固闘っていきます!
地域・全国のみなさんの激励・ご支援をお願いいたします。