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(写真=指名ストライキと昼休みの抗議行動に立ち上がったパート社員ら)
11・11 東部労組デイベンロイ労組支部が指名ストライキ決行!
東京都第2建設局が測量を延期!敢然と闘い敢然と勝利した!
ユニフォームやテーブルクロスを洗濯して配送しているデイベンロイリネンサプライ株式会社(本社・東京都大田区)で働く労働者でつくる全国一般東京東部労組デイベンロイ労組支部は11月11日、指名ストライキを決行しました。会社側が組合との約束を破って、組合事務所などの撤去につながる本社前の道路拡幅工事にからんで東京都の測量を強行しようとしたためです。
当日午前9時半、雨が降りしきる中、スト参加者と東部労組各支部の組合員が本社前に結集しました。会社側は職制とガードマンを多数動員し、暴力的に排除する構えを見せました。組合側の依頼を受けて萩尾健太弁護士(渋谷共同法律事務所)が駆けつけてくれました。
組合員は会社側に対して「測量を許さないぞ」「会社は約束を守れ」とシュプレヒコールをあげました。会社代表である児矢野専務は専務室にカギをかけて閉じこもり、事態を収拾する姿勢を見せませんでした。児矢野専務は10月27日の団体交渉で「東京都の測量について労働組合との協議が尽くされていない場合、延期を申し入れる」との確認書に署名押印しているのです。
また、今年4月に会社と組合が締結した都労委での和解協定書では、道路拡張などで組合員の労働条件に重大な影響を及ぼす場合には組合と協議するよう義務づけています。今回の会社のやり方は、こうした組合との合意事項を一方的に破るものです。
本社前の道路(都道)拡幅は、都の計画によると、会社敷地をセットバックすることに伴って組合事務所と営業棟が撤去・移転を強いられます。組合側はいずれも敷地内に移設することを要求しています。しかし、会社側は当初「敷地外」との方針を出し、現在も敷地内移設を確約していません。
当日の昼休み、デイベンロイの労働者が続々と集まり、抗議行動を展開しました。他方で萩尾弁護士が東京都第2建設局の用地課長に電話しました。萩尾弁護士は、団結の拠点として組合事務所を長年専有してきた事実を重視すべきだ、公共事業の用地取得にあたっては地権者だけではなく借家人にも同意を得る必要がある、憲法が保障する団結権の観点では借家人以上に配慮すべきだ、会社とは別法人の組合に何の説明もなしに測量を強行するのは問題だ、などと説得を続けました。
午後2時ごろ、再び会社の職制が測量強行のためにロープを張り始めました。緊張が高まる中、到着した都の用地課長は「今日は測量を中止する」と言明し、他の職員ととも現場を去りました。萩尾弁護士による説得に都が応じたのです。東部労組の団結がもたらした勝利です。敢然と闘い、敢然と勝利しました。
デイベンロイ経営陣は不当労働行為をやめよ!雇用を奪うな!団結権を侵害するな!
組合事務所・営業棟を施設内に作れ!東部労組は団結して闘うぞ!
がんばれデイベン支部!
来年もこの場所でフェスティバルをやりましょう!