(上の写真=作家の雨宮処凛さん)
心理士への「搾取」は心のケアを崩壊させる
私たち臨床心理士ユニオン(正式名称=全国一般東京東部労組臨床心理士ユニオン支部)を応援してくれる文化人・著名人サポーターとして、作家の雨宮処凛さんからメッセージが届きましたのでご紹介します。
雨宮さんは1975年生まれで、2000年に『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、作家としてデビューしました。現在は生活も職も心も不安定さにさらされる人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材・執筆・運動中。「週刊金曜日」の編集委員や「反貧困ネットワーク」副代表も務めています。メッセージは以下のとおりです。
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「臨床心理士」という専門職の方々が、これほど不安定な環境で働いていたことを、恥ずかしながらまったく知らなかった。
私の周りにも、臨床心理士を目指している人は多い。
人の役に立ちたい、様々な事情を抱えて困っている人に寄り添いたい。そんな思いを文字通り「搾取」するような雇用形態はあってはならない。
それは結果的に、心のケアという領域を崩壊させることにも繋がってくる。
そんな中で立ち上がった人々を、勝手に応援させて頂きたい。
組合員のみなさんも、がんばってください。