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渡辺照子さん
2月22日、衆議院第一議員会館多目的ホールで「これが女性活躍なのか?-派遣法、2018年の壁>を問いなおす」緊急集会(真のポジティブアクション法の実現を目指すネットワーク=ポジネット主催)が開かれ、東部労組から、メルスモン製薬による雇止め・解雇に対し復職を求め果敢に闘っている島津葉子さん(労働相談支部所属)が勝利への決意を述べました。
集会では、中野麻美弁護士と竹信三恵子・和光大教授がそれぞれ法律、ジェンダーの観点から、派遣法や労働契約法18条「5年無期転換ルール」が抱える課題につき問題提起。これを受け、17年間勤続の派遣先会社から職場を追われた渡辺照子さんが、派遣労働者の立ち位置でこの理不尽な仕打ちを追及しました。
その後、島津さんが登壇。14年勤続・19回更新の実績を会社によりないがしろにされた無念さを改めて怒りを込めて訴え、「更新せず」を言い渡されたときの心のうちを「『もうクビになる』ということが頭から離れず、手の震え、動悸が止まらない状態が1か月以上続いて精神的に参ってきました」と赤裸々に語りました。そして、「こんなむごい仕打ちをするメルスモン製薬を私は絶対に許すことができません。東部労組の仲間の強い団結を後ろだてに、これからも決して屈することなく闘い、必ず勝利を勝ち取っていきます」と力強く決意を表明しました。
その他の労働組合からの発言も得て集会は幕を閉じました。