【東部労組マツモト支部】組合員の過去の事故弁償分を返金させる!
全国一般東京東部労組マツモト支部が闘っている、仕事中の事故弁償を労働者に負担させている問題で、このほど会社側が同支部組合員が過去に事故を起こした際に賃金から弁償費として差し引いた部分を当該労働者に返金してきました。マツモトの労働者が昨年11月に東部労組の支部として労働組合を結成し、闘いに立ち上がった成果です。
この問題では、労組側が返金を団体交渉で要求し、昨年12月には足立労働基準監督署も同支部の申告を受けて労働基準法違反で経営者に是正勧告を出していました。
違法・不当な労働条件を労働者に押しつけていたのですから、本来であれば経営者がただちに謝罪とともに返金して当然のものです。ところが、許しがたいことに会社側は返金と同時に、その同じ金額を当該組合員にあらためて事故弁償費として「請求書」を手渡してきました。労基署からの是正勧告を交わすためだけに返金してきたのです。恥知らずにも程があります!
このような会社の不当請求を同支部は断固として拒否する方針です。
支部は今回の会社の不当請求に抗議し、①違法・不当な賃金控除を行ったことへの謝罪、②組合員だけではなく事故弁償として過去に賃金控除した労働者のうち返金を求める者にはただちに応じること、③労働者に事故弁償として賃金を一方的に差し引く行為の即時中止とその行為を正当化する労使協定を破棄すること、の3点を要求しました。
恥知らずなマツモトの経営者に同支部は敢然と立ち向かっていきます。みなさんの支援と連帯をお願いします!
仕事上の事故やミスなどで賃金を差し引かれている労働者がいれば、私たち労働組合といっしょに声を上げて返金させましょう!