全国一般東京東部労組コナカ支部(コナカ労組)と株式会社コナカとの第7回団体交渉が7月30日、東京・新宿の会議室で開かれましたので、その内容を報告します。支部からは7人が出席。初めての出席者は勝田台店(千葉県)の主任、武田さんです。会社側からは作井副社長、沼田常務ら4人でした。
この日の交渉では、横浜西労働基準監督署からの是正指導をめぐる議論が大半を占めました。
■「偽装管理監督者」に反省なし
大きな争点となっている店長の「管理監督者」扱いについて、会社側は「疑義があるとの指導を労基署から受けたが、管理監督者でダメとは言われていない」という解釈を述べました。
まったく許しがたい姿勢です。これがコンプライアンス(法令遵守)を掲げる企業の言うことなのでしょうか。コナカの店長を管理監督者として扱うことに問題があるからこそ、労基署が「疑義」を呈し「再検討」を指導したのです。
今後は権限委譲などを通して店長の管理監督者扱いを正当なものに変える意向を会社は示しましたが、果たしてそれが本当に可能なのでしょうか。また、少なくとも過去に不適正な扱いをしてきたのは明らかです。すべての店長に残業代を支払うべきです。
組合側は裁判所への提訴や団体行動権の発動も辞さない、との強い決意を会社側に伝えました。
■週40時間超の残業代は条件付き支払い
もう1つの大きな課題になっているのが、全社員への「週40時間」を超える残業代支払いです。
労基署は「1年単位の変形労働時間の協定が無効(労働者代表が適正に選ばれていない)」として、過去2年分の残業代を支払うよう是正勧告しています。
これに対して、会社は「協定が無効と勧告されたのは東戸塚総本店だけ。だから総本店には残業代を払うが、ほかの店舗は協定をご理解いただいている」と話しました。
会社の言い分は完全に的はずれです。協定を理解しているかどうかや合意しているかどうかではなく、労働者代表の選び方に問題があると指摘されているのです。労基署は、東戸塚総本店だけではなく、各店舗分についても調査のうえで是正するよう命じています。
組合員は「協定の締結にあたって労働者代表が選ばれた事実はない」と追及しました。その結果、会社側は「異議がある店舗(社員)については請求があれば応じる方向で検討する」と回答しました。
■店長研修の残業代は支払い
東戸塚総本店での店長研修の研修生に残業代を支払っていなかった問題については、会社は7月25日、約50人に支払ったとのことです。過去2年間で研修に入った社員は確認してください。振り込みの有無や金額、対象者について疑問がある場合は組合まで連絡してください。
■有給休暇の残日数を給与明細に明記
組合が求めていた年次有給休暇の残日数の給与明細への明記を、今回の交渉で会社は初めて「実施する」と約束しました。パート社員は手続き的に時間がかかるものの、順次明記していくとのことです。有給休暇が取りやすい環境整備に大きな一歩になると思います。
■組合員3人の残業代は200万円超で解決
新たに3人の組合員の未払い残業代問題について会社と協定書を結びました。支払い額は永井さん(伊勢崎宮子店)が259万4287円、佐伯さん(大泉学園店)が228万6969円、中村さん(志木店)が206万8577円です。それぞれ遅延損害金6%を含んでいます。
5月25日にすでに残業代を支払われた人でも「差額」請求はできます。会社の支払い額の根拠は「ごく簡単なヒアリング」のみです。正確で、正当な支払い額をみんなで求めていきましょう。
■その他
役職定年問題にからんで「1年契約の販売担当職」と告げられていた東北地区の組合員の処遇について、会社は「期間の定めのない正社員」として扱うことを明らかにしました。
そのほか組合側からはこの間情報が寄せられている不当労働行為やパワーハラスメントへの対処を会社に求めました。
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コナカで働くすべてのみなさん!コナカ労組が誕生して半年になりました。このブログでみなさんに呼びかけてからはちょうど1年です。
労働条件の向上と職場環境の改善に向けて1つひとつ成果を勝ち取ってきました。しかし、問題はまだまだ山積しています。さらなる組合の前進と定着には、みなさんの力が必要です。
自分と家族、仲間の生活と権利を守るため組合への参加と協力をお願いします。
こんな極悪な一方的な発言が、一部上場企業の取締役の発言とは、怒りを通り過ぎて情けなくなりました。
そもそも、違法があるからこそ、是正指導・勧告が出たのではないでしょうか?
事ここに至ってまだその程度の認識です。残念でなりません。
ただ、有休の件など、進展した内容も沢山ありました。交渉が重なるに連れて、少しづつではありますが前に動き出していると感じます。
組合員誰一人として、会社を潰したいなんて考えていません。
真剣に労働環境を良くして、安心して働けるようにしたいんです。
それが、業績向上に向けての第一歩だからです。
今回、新しく仲間が交渉に加わりました。次回もその次も、仲間は増え続けるでしょう。
みんな、少なからず疑問があるからです。真剣に考えているからです。
不安・疑問・悩み、どんどん相談してください!
一人で悩まず、一方踏み出す勇気を持とう!
まず店長の管理監督者問題ですが、会社側はやはり店長が管理監督者という姿勢を崩しませんでした。残念でなりません。もちろん、それで組合側は納得していないですし、もう少し時間をかけて話し合っていきます。
また週40時間をこえる未払い残業代については、会社側は異議のある者に関しては前向きに考えるとの回答でした。7月25日に東戸塚の研修生にだけ支払いをしたそうですが、そもそも東戸塚の総本店だけの問題ではありません。本来なら全店舗ではないでしょうか?
また、有給休暇の残日数を給料明細にのせるとのことです。有給休暇は労働者の権利です。もちろん店長もとることが可能です。堂々と権利を行使しましょう。
そしてコナカで働くみなさんで組合を大きくしていきましょう。
次回団体交渉は9月初旬予定です。応援よろしくお願いいたします。
なかなか、思うようには行かないと思いますが、会社のためにみんなが一生懸命働いているのは確かで、会社は皆さんの力で支えられています。
決して給料泥棒ではなく、前向きな考えとして、会社に受け止めてもらいものですね。
少なくとも、私たちはこれからも労働環境も維持していかなくてはならないわけで、未来を期待して入社してくる新入社員にも、働きやすい職場と、明るい未来を示すことも、会社の重要な役目です。
これからもがんばって行きましょう!
簡単に言えば、先生が、あの生徒は問題があるな!とか、あのパ-トは問題があるな!とか、あの店長は問題があるから降格させようとか、ここまで言って初めてご理解頂いたと思いますが、世間では、コナカは問題がある、限りなくダメを突き付けられているんです。疑義の文字だけ見て、疑わしきは罰せずと勘違いしているのかな?と思って書き込んでみました。
DHSとかKM、AG、発想は面白いけど日本語理解してからの方がネ 委員長どう思う?私は変ですか?
結局は、申し出てくるものなどほとんどいないと
社員の行動を見越した上での回答ですよね?
誠意が感じられませんね。
是正指導を受けた東戸塚総本店の研修生には
支払ったそうですが、であれば、過去二年間に
総本店研修を受けた社員全員に支払いがあったんでしょうか?
それ以前に、コナカの手本となる総本店において、
監督署からの是正があったわけですから、
全店にどのような方式で、36協定を結んでいたのか
など、各店舗に調査依頼させるべきじゃないでしょうか?
それこそ、過去の未払い残業の際のヒアリングではないですが、
全店、全社員に調査、回答を得るべきです。
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●過去、36協定および、一年単位の変形時間労働制に関する協定届けについての質問です。
1)36協定とはどのような趣旨の元結ばれる協定か理解していますか?
はい いいえ
2)36協定の届出に際し、代表者の選出が必要ですが、誰が代表か理解していますか?
はい いいえ
3)その代表者を選出する際、厳正なる選出方法により、労働者の過半数を得られなくてはならないという
規定がありますが、正しく行われていましたか?
はい いいえ
4)上記の内容を今、初めて知りましたか?
はい いいえ
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はっきりいって、今回の団体交渉の結果も
いつもどおり、社員全員には回覧されませんよね。
絶対に36協定の存在、趣旨など、知らない社員
が大半です。
ヒアリングは、簡単なものだと思います。
選出方法のみですから。
残業代なんかより、よっぽど単純明快な結果が得られるんじゃないでしょうか?
もちろん今度こそ匿名でお願いします^^;
噂では聞いてます。きっとご苦労されたんでしょうね。
彼は理不尽大王ですからね。被害者はたくさんいるんじゃないかな?
そんな人間が今や店長教育店舗の総店長ですからね。きっと理不尽なパワハラ天国なんでしょうね。
横浜西の労基署の方、ぜひ抜き打ちで東戸塚総本店に査察に入ってみてはどうですか?研修生にもヒアリングが必要だろうし。
建前上は改善しました・・・みたいな感じでも、実状は、何も変わってないと思いますよ。