表紙には、「SOUVENIR ALBUM YAOKO KAITANI 貝谷八百子 スーヴニール No.2 」とある。奥付には、「昭和十四年〔一九三九年〕六月二十七日印刷 昭和十四年六月二十八日発行 〔非売品〕 編輯兼発行人 貝谷和昭 発行所 貝谷舞踊研究所」などとある。26センチ、12頁。
口絵
・〔覇王別姫〕 1葉 〔上左〕
・瀕死の白鳥 1葉 〔上右〕
・アラビアの女 1葉
・シェヘラツァーデ 1葉
・ある日のポーズ 貝谷八百子 1葉
・緒方玲子 賛助出演(エリアナ・パヴロバ門下生)
・シェヘラツァーデ 三つのポーズ 3葉
プログラム
演目解説
生徒写真便り
貝谷八百子舞踊研究所規則書
編輯室 (和昭〔貝谷和昭〕)
以下、それらのごく一部。
プログラム
1部(開演午後六時)
ソロ 瀕死の白鳥
トリオ ステファン・ガボット
バレエ 水車小屋のお話
バレエ 解き放たれたプロメシウス
2部
バレエ 覇王別姫
バレエ 白き部隊
バレエ ラ フィ ーシュ
3部
バレエ シェヘラツァーデ
音楽演奏は、「K・D・S管弦楽団」〔1・2部〕、「新交響楽団 指揮 斎藤秀雄」〔3部〕である。
ソロ 「瀕死の白鳥」は、「サンサーンス作曲 “白鳥”による セロ 井上頼豊 ピアノ 山田和男 貝谷八百子」とある。
バレエ「覇王別姫」は、「作 奥野信太郎 作曲 貝谷和昭 編曲・指揮 宇賀神味津男 装置・衣装 中丸平一郎 虞美人 貝谷八百子 項羽 東勇作 官女 緒方玲子 立花好子 小出佐保子 鈴木恵美子」とあり、演目解説には、「支那の劇場で演ぜられる曲中にも覇王別姫の名があつて今は梅蘭芳が家の芸としてゐる。」などとある。
バレエ「白き部隊」は、「ーこの一篇は前線に働く赤十字軍への感謝であるー」などとある。
また、編輯室には、「貝谷バレエ劇場第二回公演に際して、スーヴニール第二輯を送ります。」などとある。
なお、次の宣伝チラシ〔プログラム?〕もある。