DAIMARU AUDITION
Nejiko Suwa VIOLIN RECITAL 〔諏訪根自子ヴァイオリン独奏会〕 PIANO:AKIKO IGUCHI 〔井口秋子〕
At Suiyo Cllub June 20th （Sun）.P.M2
プログラム
１．シャコンヌ … ヴィタリー
２．協奏曲 第二番 ニ短調 作品22 … ヴィニアウスキー
アレグロ モデラート
ロマンス （アンダンテ ノン トロツポ）
アレグロ モデラート － モルト モデラート
（ジプシー風に）
－ 休憩 －
３．a）メロディー … グルック
b）ロンディーノ … クライスラー
c）ハバネラ … ラヴェル
d）カプリース 第二十四番 … パガニーニ
解説
アンリ、ヴィニアウスキー（Henri Wieniawski）は、パガニーニ、ヴィユータンやサラサーテ、ヨアヒムと共に近世五大提琴家の一人とし識られている。1835年7月1日ポーランドのルプリンで生れた。幼時既に音楽的天分を示し8才の時パリー音楽院に学び11才にして提琴演奏の一等賞を獲得したという程の鬼才振りであった。ヴィニアウスキーはその素晴しい奏音と大胆にして熱烈な技量を以て聴者の心魂を奪ひ正に入神の域を示たと云われる。従って彼の作曲には前述のヴィユータンやサラサーテの作品と同様、提琴奏法の難技巧が縦横に織込まれ 到底凡手の表現し切れぬ難曲が多い。就中協奏曲第二番は世に三大協奏曲と云われるベートーヴェンのニ長調、メンデルスゾーンのホ短調、ブラームスのニ長調を除けばヴィニアウスキーのニ短調はチャイコフスキーのニ長調、サンサーンのロ短調、ラローの「スペイン交響楽」と共に最も成功した作品と云われ、1873年初演演奏以来今日も猶各技家の愛奏曲の一つである。特に第二楽章「ロマンス」は独立して演奏されること多くおよそ音楽愛好家の愛賞措く能わざる絶佳の調べである。
表紙には、「VIOLIN RECITAL by NEJIKO-SUWA AT THE PIANO HIROSHI-TAMURA Prensented by Nishitetsu-Bunkakai」とある。裏表紙には、「西鉄文化会 招聘 諏訪根自子提琴独奏会 昭和25年 〔一九五〇年〕 4月20日 午後6時 小倉西高校講堂 4月22日 午後5時 九大医学部講堂 主催 西鉄文化会 朝日新聞社」などとある。入場券の半券は、22日の九大のもので、「\150」とある。21センチ、三つ折れ。
曲目
Ⅰ 奏鳴曲 イ長調 … フランク
アレグレツト、ベン、モデラート
アレグロ
レシタテイボーフレダヂア
アレグレツト、ポコ、モツソ
Ⅱ 協奏曲 第一番 ト短調 作品26 … ブルツフ
アレグロ、モデラート
アダヂオ、エネルヂコ
－休憩－
Ⅲ a. 夢の後 … フォーレ
b. クレモナのヴァイオリン造り … フーバイ
c. スペイン舞曲 … グラナドス － クライスラー編
d. 妖魔の踊り … バッツィーニ
曲目解説 〔省略〕
諏訪根自子 ヴァイオリン独奏会
1955年 〔昭和三十年〕 5月14日午後6時半 同志社栄光館 主催 同志社ラグビー部 後援 京都新聞
曲目
1.ヴァイオリン奏鳴曲 第36番変ロ短調 K378 モーツアルト
アレグロ・モデラート
アンダンテ・ソステヌート・カンタービレ
ロンド・アレグロ
2.ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 メンデルスゾーン
アレグロ・モルト・アパアショナート
アンダンテ
アレグレット・ノン・トロッポ・アレグロ・モルト・ヴィヴアーチェ
3.ハバネラ 作品83 サン・サーンス
4.a) シチリア舞曲とリゴードン フランクールークライスラー
b) 静かなる泉のほとりにて 作品9,第2番 R.シュトラウス
c) 微風 フーバイ
d) 序奏とタランテラ 作品43 サラサーテ