品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

計量管理の求人-計量士の資格のない係長さんの自殺

2007-06-11 07:23:41 | 測定、5S
                    やまゆり(2007/06/11)

3) 適正計量管理事業所の維持 ・ 計量士業務(特定計量器の定期検査の実務) ・ 関係機関(県計量検定室/計量協会)との窓口業務

この項目へ研修方法を考える。
1)計量士の国家試験(計量教習所を卒業する)に合格して、実務経験を積んで計量士の登録を行う
2)行政の行う講習会に参加する
3)協会の行う事業に参加する
4)ビジネス検定試験に合格する

計量士の国家試験に合格するには、勉強することである。受験指導の講座もないようであるから本人の忍耐力が試されるようなものである。

実務経験は、適正計量管理事務所に勤務していれば経験を積みやすいが、そうでないと苦労する。

たかが計量士であるが、約30年前にある計量検定所の係長さんが自殺したことがある。当時の新聞記事に、自殺した奥さんの話として「計量士の資格が無かったので、・・・」という部分があった。
心より、ご冥福をお祈り申し上げる。
自殺に追い込むほどの計量士の資格である。

以上のように、計量士になることは簡単ではない。あるISO9001の審査員さんから、「ISOの審査員より計量士さんの方が上ですから」と言ってくれたことがあるが、的を得た発言と記憶している。


「ISOの審査員より計量士さんの方が上ですから」は、まもなく時代が評価してくれると思う。

計量管理ビジネス:新一般計量士
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計量管理の求人-必要な知識

2007-06-10 08:18:28 | 測定、5S
                      三針ゲージ(産業技術記念館)

写真は、産業技術記念館(トヨタテクニカルミュージアム)の豊田英二氏の記念室に展示されているものである。この三針ゲージの精度を知りたいと思い、中部産業遺産研究会に測定の依頼をお願いしているところである。

1)必要な知識経験:
汎用の計量・計測器・測定器の定期検査及び取り扱い指導、及び校正のための標準器(測定の不確かさ含む)の管理及び指導
*計量機器の概論、統計的学、管理概論、ISO10012、17025

これらの基礎知識を習得するにはどうしたらできるか。
1)参考書:測定機器、計量機器、計測機器を学習する
2)定期検査:実習する
3)指導:上記の1)+2)+仕事の教え方
4)標準器の管理:高精度の測定技術の研修+測定の不確かさ+マネジメントシステム
5)測定の不確かさ:物理学+数学+統計学+IT+VIM+JIS+ISO

実施できる程度がどのくらい必要でであるかは、求人広告には書いていないのでわからいないが、計量士としてこれからの社会に対応するために必要な項目である。

では、どうやって必要な項目を習得するかを具体的にして実現しないと、計量士は役に立たないと言われることになる。

実現方法の選択肢として、
1)必要な項目を浅く実施する。
2)深く実施する
という選択肢がある。推測するに、
計量関係者以外は、必要な項目を浅くやってくれれば良いと考えているであろう。
計量関係者は、深くやる事を考えているであろう。
これ以上の推測はムダであるが、計量計測を評価する人が少ないのは、選択肢の違いが多いためであろう。

安全と安心から考えるとどちらが必要であろうか。計量計測が関係する、食品、エレベータ、ジェットコースター、車輪のハブも折れ、ガス機器などの事故を防止するにはどちらの選択肢が必要であったであろうか。

必要な項目を浅くやっておけば良かったか、深くやるべきであったか、どの場合は浅くやって、どの場合は深くやるのか。この点のマネジメントシステムはどうなっているか。ISO9001の通常の認証取得では大手企業といえども対応できなかった事実がある。

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計量管理の求人-適正計量管理事業所

2007-06-09 07:13:53 | 測定、5S
                 夕暮れの教会(2007/06/06)

求人内容の3番目は、次のようである。

(3) 適正計量管理事業所の維持 ・ 計量士業務(特定計量器の定期検査の実務) ・ 関係機関(県計量検定室/計量協会)との窓口業務

適正計量管理事業所の維持は、特定計量器の定期検査業務と言うことであろう。
関係機関との窓口業務、この業務は、嘱託計量士が行っている場合が多い。
以上の業務は、比較的に非常勤の計量士で実施出来る内容といえる。

企業が必要としている内容全体を、計量士の資質向上の研修会のカリキュラムに取り入れるために整理すると、次のことが考えられる。

1)必要な知識経験:
汎用の計量・計測器・測定器の定期検査及び取り扱い指導、及び校正のための標準器(測定の不確かさ含む)の管理及び指導
*計量機器の概論、統計的学、管理概論、ISO10012

2)試験所・校正室の運用(マネジメント):
ISO17025とJCSSの要求事項、計量改良及び検査員への指導
*国際規格、SI単位、マネジメントシステム

3)適正計量管理事業所の維持
計量士の国家資格、行政との対応
*国家資格、一般ビジネス能力

4)関連知識:
IT技術、ISO9001、SI単位、14001、TS16949の知識、資料の作成技術、海外の計量関係情報、ビジネス能力など。

以上になる。
以上の項目を教育するためのカリキュラムを、引き続き検討しよう。

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計量管理の求人-JCSS認定事業所運営など

2007-06-08 07:55:21 | 測定、5S
        総会(写真は、個人の表情が変わらないように編集してある)


計量管理の求人対応で、歴史のある計量団体の総会を有意義なものにしたい。

求人内容の検討のつづき
(2) 計測機器校正試験所業務 ・ JCSS認定事業所運営 ・ 計測機器校正方法の設定/改良及び検査員への指導 ・ 計量標準の管理

上記の内容は、
計測機器の校正技術が大きな内容である。ISO17025とJCSSの要求事項を実施できることが必要である。
改良及び検査員への指導は、教育訓練であり、ISO17025、JCSSの指導が出来ることである。

計量士の資質の向上教育に取り入れる内容である。

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計量管理の求人-海外工場の計量管理支援など

2007-06-07 09:04:30 | 測定、5S
                    伊良湖の夕暮れ(2007/06/06)

求人の内容を検討して、将来の計量士が求人に対応するための準備をしたい。

(1) 計量管理業務 ・ 社内の計量管理体制整備 ・ 海外工場の計量管理支援(計量管理の仕組みづくり と 校正試験所の立上げ)

この業務内容:計測マネジメントシステム及び、試験校正システムの構築であり、
ISO10012及びISO/IEC17025の構築になる。

対象:国内及び海外の事業所

必要な知識経験:汎用の計量・計測器・測定器の定期検査及び取り扱い指導、及び校正のための計量・計測・測定器の標準器の管理及び指導

関連知識:IT技術、ISO9001、14001、10012、17025、TS16949の知識、資料の作成技術、海外の計量関係情報など。

計量士の資質向上教育では、上記のことを取り入れると良い。

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計量管理の求人- 計量管理業務 ・ 社内の計量管理体制整備

2007-06-06 07:25:43 | 測定、5S
                  初夏の花々(2007/06/06)

ホームページで、計量管理の求人を見つけた。
これからの計量管理に求められている業務が良くわかる。

求人に応募するとかしないとかは別にして、下記の業務が出来ることが求められている。

(1) 計量管理業務 ・ 社内の計量管理体制整備 ・ 海外工場の計量管理支援(計量管理の仕組みづくり と 校正試験所の立上げ) (2) 計測機器校正試験所業務 ・ JCSS認定事業所運営 ・ 計測機器校正方法の設定/改良及び検査員への指導 ・ 計量標準の管理 (3) 適正計量管理事業所の維持 ・ 計量士業務(特定計量器の定期検査の実務) ・ 関係機関(県計量検定室/計量協会)との窓口業務
高卒以上 35歳くらいまで ※関連する業務経験2年以上 ■具体的には… ・ 一般計量士資格を保有している方、又は環境計量士資格を保有しており、今後一般計量士資格の取得意志のある方 ・ バイタリティのある方 ■こんな方を歓迎します! ・ MS-Word、Excelの何れとも1年以上の利用経験がある方

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はかり方の流派

2007-06-05 06:14:51 | 測定、5S
                スターツの花(2007/06/04)

はかり方に文化はないであろうか、茶道、書道などのようにはかり方にも文化があっもよいと思う。

○○流のはかり方、△△流のはかり方があると思う。

計量管理の方法はには、関東と中部では流儀が違うと思うわれるところがる。

関東流:
学者風である。高価な計測機器を使いたがる。計算式を重んじる。校正を重視する。

中部流:
実務的である。安くて役立つ計測器を使う。実績を重んじる。確認を重視する。

計量管理ビジネス:流派計量士
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トレーサビリティへの意気込み

2007-06-04 08:55:40 | 測定、5S
                    百度石 200706/04 

トレーサビリティのNPOを設立された方がなくなられた。
大手電機メーカの生産技術部門の仕事から、計測に魅力を感じられて以来約30年間、計測に情熱を注がれNPOまで設立された。

ご本人はどう思われたわからないが、最近のJCSSへの協力事業などの状況からすると志はほぼ達成されたと感じられる。

計測は、時代の先の先の事を行うので多くの人の理解を得ることはまず無いので、そのような中でのNPOの事業を成功されたことは極めて偉大な業績であった。

ご冥福をお祈り申し上げる。

計量管理ビジネス:トレーサビリティNPO
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安心安全・電化製品の発火故障

2007-05-31 07:54:43 | 測定、5S
                    新聞記事

安全安心に関係して品質が関係している。

品質を決めるのに、製品を測定する。試験することが行われている。

大メーカが作る物であるから、測定も試験も最高の技術で実施されているであろう。

もしかしたら、測定、試験のような水面下の仕事は最高でも、他のことと比べると製品の要求していることを満たしていないかも知れない。

自動車、食品、ガス機器、遊園地、電化製品など大企業の関係している事ばかりである。

計量管理ビジネス:トータル品質計量士
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安全安心と計量法の説明

2007-05-29 07:57:48 | 測定、5S
                 十王信仰(愛知県知多半島 2007/04/06)

安全安心に非科学的な信仰を持ち出すのは、非科学的な感じがするが、人間が行うことであるから信仰も関係してくるように感じる。

安全安心の優等生の計量は、信仰のように計量と言うことを愛する人たちが行っていることに無関心では無かろう。

計量以外に興味の少ない人たちがやっているから、安全と安心が保たれているようにも思える。その人達のやっていることが安全安心の具体的なことであるが、そのこ内容を上手く表現できていないところが残念である。

新計量法は、理解しやすく出来ているので計量法と安全安心の関係を説明すればよいと思う。

計量管理ビジネス:新計量法解説計量士
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