品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

第5回 測定5S研修会

2011-08-25 10:12:21 | 品質計量管理



第5回測定5S研修会(20011/08/22)

・PEP TALKの紹介
5Sを行うために、元気を与える一言を考えた。
元気を与えるつもりで考えたが、結果は押しつける言葉が多くなった。
今回はこれまでしかできなかった。

・ISO9001内部監査へのU理論の適用
内部監査を行う前に、内部コミュニケーションを行い、メンバー間の潜在意識の共有化を実現して、それを生かして内部監査のチェックリスト作成して、内部監査を行う。

・潜在意識の共有化
管総理が辞任した。党員の潜在意識の共有化はできていない。国民潜在意識もできていない。敗戦後の時代はどうであったであろうか。東日本の被災者の皆さんはどうであろうか。

・5Sのipadによる現場中継
ipadの出力をTVに拡大して参加者に見やすくするように準備して、事前のテストでは旨くできたが本番ではTVに拡大することができなかった。
後で、原因を調べたらipadとコネクターの接続が不完全であった。本番でも接続を確認したが旨くできなかった。コネクターの構造を見ると構造が簡単であるから、この種の不具合は多く発生すると思える。取り扱いは相当慎重に行う必要がある。

・測定5Sの紹介
2社の5Sが大変進んだ、経営者の理解も得られたのでまだ継続できそうである。改善の指導で効果が早く出るの5Sである。しかし、継続がむつかしいので、5Sをやった努力をほめてあげる必要がある。そのために適当な間隔で講習会を開催する必要がある。

JIA-QAセンターからの取材
JIAの取材者にISO9001と測定5S,PEP TALK、U理論の関係がどのように受け取られたか気になるところである。

歯科クリニックにも、5Sは多くの仕事を効率的にやることで関係していることがわかった。

ISO9001の要求事項との関係は次のようであるが、規格の説明はやらなかった。規格があるから5Sをやるのでは日常業務は旨くできない。ISOで効果を上げる方法の一つとして、5S研修会がある。

5.3 品質方針

5.5.3 内部コミュニケーション

7.5.3 識別及びトレーサビリティ

7.6 監視機器及び測定機器の管理

8.2.2 内部監査

8.5.1 継続改善


多くの方の協力で研修会の内容も濃くなってきた。次回のそくてい5Sは12月になる。

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測定トレーナー養成の参考資料

2011-08-19 18:03:17 | 品質計量管理
計測技術の開発と教育・訓練(昭和51年8月20日)発行

いよいよ測定トレーナー養成講習会が始まる。

測定トレーナーに必要なことを調べるために、「計測技術の開発と教育・訓練」を読み返してみたら次のようであった。

1.教育・訓練担当者の任務
 訓練対象者に対して、正しく、早く、楽にしかも安全に学習を完了させる。

2.教育・訓練内容の知識と技能
 教育・訓練担当者は、自分の知識内でしか教育訓練できない。教える場合は内容のすうばいの知識が必要である。知識の内容は具体的方法まで理解していることが好ましい。

3.教え方の知識と技能
 教えると言うことは機械的な手順では必ずしもうまくいかない。強い指導意欲が必要であり、着実に辛抱強く行わなければならない。

4.人格的影響力
 受講者から信頼と尊敬を受ける態度が必要である。それには、正しい姿勢、機敏な動作、率直な態度などがある。これらが不足すると受講者から拒否反応が出る。

 現在多くの企業で採用している教育・訓練担当者は、計測の熟練あるいは知識があると判定された人が行っているのが、実情である。しかし、このような人が常に優れた教育・訓練担当者と言い切れないところに問題がある。

参考文献
計測技術の開発と教育・訓練 (社)計量管理協会 昭和51年8月20日(1976年)

意外と直接的に該当する内容が少なかった。

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中小企業向け測定基礎講習会

2011-08-17 13:38:18 | 品質計量管理
京都を皮切りに中小企業測定基礎研修会が始まる。

この目的は、中小企業の計量管理の状態が大企業に比べてよくないので、中小企業の計量管理を向上させると大きなメリットが出ることである。それと、中小企業の計量管理を向上させるための事業として、計量士の職域が拡大できることである。

ここで一つの不安がある。それは、測定は簡単であるから測定の基礎教育は必要ないという不安である。これまで、簡単であるから教育は必要ないと考えられてきている。

現在まで、測定は簡単であるから測定の基礎教育は必要ないと考えられてきた理由を考えてみよう。
1)測定は、ちょっと先輩が教えればできるようになる。
2)生産用の設備を購入する費用は出せても、測定には講習会に行く価値がないから費用が出せない。
3)生産用の設備には関心があるが測定には関心がない。
4)測定の効果が解らない。
5)親企業が教育してくれる。
6)その他

素朴に、中小企業の計量管理の状態が大企業に比べてよくないので、中小企業の計量管理を向上させると大きなメリットが出ることであるから、中小企業に教育をしたらどんなメリットが出るのかを考えてみる。
1)作業性が向上する。
2)品質が良くなる。
3)取引先会社の信頼が向上する。
4)測定器や現場がきれいになる。
5)社員が元気になる。
6)データによる合理的な考えができるようになる。
7)設備の計画的な管理ができるようになる。

上記の教育をしない理由と、予想できるメリットを考えながら該当する中小企業に適した教育方法を、計量士が該当する企業にあわせて組み立てる。教育方法を組み立てる時に、教材として「中小企業向け測定基礎・・・・」が必ずどこかで役に立つ。

中小企業教育をするときの計量士の心構え
1)計量士の多くは、大企業、公務員の出身者であるから、これまでの経験から中小企業を見下げることが自然に起きるが、中小企業と現在の計量士の立場で見て、考えて測定技術を指導する。
2)測定技術のみで中小企業を評価しない。
3)教育対象の中小企業の良い点を早く把握して指導する。
4)相手の話を終わりまで聴く。
5)相手が理解したことを確認して、次の指導を行う。
6)一度に多く指導しすぎない。
7)効果を早く期待しない。
8)予想される上記のメリットと関連させて指導する。

東日本の大震災で、支え合う気持ちをもっているので、この時期に計量士と中小企業が支え合って、お互いのメリットの出る方法を見つけ出したい。

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計量管理の必要な程度?

2011-08-12 07:04:01 | 品質計量管理
今朝の写真(2011/08/11)

計量管理はどの程度やると良いであろうか。

昨日、投影機などの精度検査で利用するガラススケールの経年変化の質問を受けた。
その答えは知らなかった。

寸法測定の計量士ならば知らなければならない知識であるが、解らないと応えた。

測定トレーナー養成研修会のチラシを作っているが、うまくできない。



どこまで勉強したらよいのか、 やりながら考えよう。
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測定5S研修会の予定表

2011-08-09 16:09:36 | 品質計量管理
2011/08/22実施予定

今回の目標は、

1.5S改善を継続する。



2.イノベーションを取り入れる。
1)インターネット(SKYPE,Face Time)を使って、測定5Sの現場から改善状況を説明をうけて、講習会の会場と質疑応答を行う。
2)継続的改善ゲームを行う。

3.テキスト
改訂済み

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計量士の職域の拡大

2011-08-06 13:46:10 | 品質計量管理
西尾市のにんじん畑(2011/08/06)

計量士会に入会者があった。まだ、定年前であるが事前に勉強にきたと挨拶された。最近の人にしては準備の良い方である。大いに勉強してもらいたい。

測定トレーナーの養成講習会が京都であるので、ちょっとこの件を整理してみる。

1.計量士の職域を拡大する方法を調査するために、グローバル時代の計量管理ビジネス調査委  員会が発足した。2006年
2.計量士の職域と拡大方法を明確にした。適正な計量の実施の確保を必要とするところである  、このころの調査が大変であった2008年
3.コーチングを手がかりに計量ワークショップを実施して委員会の名称を計量ワークショップを委員会と改称した。2009年。
4.計量ワークショップの実績から、中小企業計量研修委員会が発足した。2010年
5.計量ワークショップで測定トレーナー養成が始まった。2011年9月

計量士の職域を拡大するためには、拡大できる計量士を養成する必要がある。そのために測定トレーナーを養成する。

会社で、計量管理の仕事をやらずに、定年になって収入を得ようとして計量士会に入る人が多いが、計量の河に稚魚を放流せずにいきなり魚を捕ろうとしても簡単ではないので、いろいろと勉強して欲しい。

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測定トレーナーの指導内容

2011-08-02 08:44:50 | 品質計量管理
節電方法(2011/08/02)



ごうやが大きくなってきた。

中小企業で測定がうまくできていないのはどんなことか。

1.測定方法が曖昧である
2.測定器を探す時間が多い。測定器がどこにあるのかわからない。
3.測定器が汚れている。
4.測定器を貸し出してあって使えない、どこにいっているのかわからない。
5.測定器の定期検査が実施されていない。

測定トレーナーには、1~5が指導できる必要があるから、測定の参考書にある測定器の原理、構造、取り扱い方法を教えるだけでは、中小企業の測定業務は品質や生産性の向上には十分結びつかない。

測定トレーナーは、測定関連技術を広範囲に指導できる必要がある。

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