品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

2009計量士全国大会-チャンスを掴む

2009-02-28 07:34:59 | 品質計量管理
                                   ある風景(2009/02/11)

全国計量士大会の発表の中に、計量管理を導入するチャンスを掴むことが大切であるということがあった。

グローバル化時代への対応方法の検討は、基準器、JCSS,測定の不確かさがはっきりしないと議論できないということが大会計画者の意向であった。そのためにISO9001の審査の状況、それに対応する計量管理の複雑な手順書、行政の見解、研究機関の見解、計量士の意見などがあった。

発言した関係者の不満は解消できたか、できなかったかは個人差によると思えるが、時間的な制約で発言できなかった参加者もあったであろう。

話題は、グローバル化時代への対応方法に進めたい。100年に一度ともいわれる不況で、これからどうするか考えている企業もあるので計量管理が企業に役立つことをPRするにはチャンスといえる。

企業は、現在仕事がないので下記のハローワークのHPに有るような雇用助成金を利用しているところが増えていると今朝のNHKのTVニュースにあった。

http://www.roudoukyoku.go.jp/topics/2008/20081204-jyoseikin/pdf/01-chyusyou.pdf

このHPにあるところの教育助成金の対象になるように、計量管理教育を実施すると企業に計量管理を導入するチャンスが掴める。計量管理のPRは非常に難しいのでこれまでのように企業が忙しがっているときには困難であったが、今なら企業は時間をもてあましているのでチャンスである。

この道は、グローバル時代の計量士の進む道の一つでもあるといえる。しかし、この道には非常に危険が含まれている。それは、安易に収入を得るという大きな危険がある。

このチャンスは、計量管理が企業及び社会に役立つ内容と方法を確立ものにしなければ、計量士が転落するきっかけになる。


グローバル化時代の計量管理が企業及び社会に役立つ内容と方法は、JSCC,測定の不確かさに限らず、全国計量士大会で多く出された情報を整理して構築する必要がある。

計量管理ビジネス:チャンス計量士
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2009全国計量大会

2009-02-27 07:24:35 | 品質計量管理
                                いろいろな木々(2009/02/09)

ISO10012を引き続き調べるが一休みして、

全国計量士大会が盛大に開催され、大変詳しい非常に多くの情報が飛び交った。

私が感じたことの一つに、大阪の計量士さんの発表にあった、”企業が計量管理を始めるためのきっかけを掴む方法”のことがあった。

これらの多くの情報から、新しい波が起きるであろう。

短時間の大会では、大変詳しい多くの計量情報が生かされない心配を感じた。

この多くの情報を活用する方法を工夫するという波が起きることを期待して、名刺交換をした人とメールで連絡をとって、何か上手い方法は無いかと相談してみる。

計量管理ビジネス:総合計量士
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工程内不良がISO10012で低減できる理由-6-1

2009-02-18 08:37:30 | 品質計量管理
スバル天文台見学 マウナケア山中腹(2800m) オニズカセンターにて溶岩でできている柵(堤)の温度を放射温度計にて測定(13.1℃)


測定プロセスの指針に次のことがある。

"測定を実施し、それを定義するために必要な機器"


測定の対象物が決まって、その測定方法および測定機器を同時にを選択して測定を実施する手順を決める内容である。

加工不良を低減するには、測定対象の特性について材質、材料の内部応力、加工後の変形、硬度、寸法、精度、用途、測定のしやすさ、測定による変化、材料の組織を検討する。

このほかにも、温度、湿度、振動、バランス、切削力の測定も必要な場合がある。

工程内不良の原因には材料はかなり大きな要因であることが多いが、低コストで測定できない項目も多い。

測定対象が決まれば、次にそれに適した測定器を検討して選定するステップへ進むが、一般的には過去の経験から測定器を選定することが多い。この過去の経験はおおむね正しい場合が多い。

ところが、今回の大不況で仕事量が減少しているので、従来の方法を見直す時間があるであろう。上記のISO10012を利用してこれまで気がつかなかったことを見つけることができるかも知れない。

低コストで測定できれば、加工不良を低減できる。はかれない物は作れない。はかれるものは作ることができる。

ISO10012で上手い測定方法を工夫すれば、工程内不良が低減できる。

計量管理ビジネス:加工不良低減計量士
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工程内不良がISO10012で低減できる理由-5-1

2009-02-17 10:39:24 | 品質計量管理
       

ハワイのスバル天文台見学の中継地点の高度(高度測定機能付き腕時計 2695m、8:29分(日本時間))


測定プロセスの設計指針は、次の項目がある。

”測定方法”

工程内不良をなくすには、工程に適した測定方法をが必要である。

この測定方法を検討するにはどうしたらよいか。人によって方法は異なるので、ここが加工不良を無くする分かれ道である。この分かれ道は次のように高精度の品質を作り出すためにいろいろ方法がある。

測定方法を考えるのは誰か、計量士、計測メーカ、生産技術か、品質保証、製造、計測機器のセールスマン、検査係などの多くの人が実施している。

測定方法で決めることは何か、測定箇所、測定のタイミング、測定機器、測定方法(使い方、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)、精度管理(定期検査)、測定教育、測定環境を決める必要がある。

計量管理ビジネス:測定設計計量士
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工程内不良がISO10012で低減できる理由-4-1

2009-02-08 12:55:14 | 品質計量管理
                  桜井駅(2009/02/05)

ISO10012の測定プロセスの設計という要求事項は、どんな進め方があるのか参考事例がない未開発な部分である。

この規格を作成したメンバー(ISOの委員)は、どう考えていたのか。
資料を入手していないのでわからないが、とにかく規格を利用する側で考えることにする。

7.2.2 測定プロセスの設計
この項目のはじめに次のことが書いてある。

”製品の品質を確保するために、どんな測定が必要か”

測定プロセスについて、要素および管理策を明確にすることを求めている。

このことを実行するのは簡単でない。計量計測の専門家はこの要求事項を具体化できる必要がある。具体化する方法を作り上げることが加工不良を低減するために欠かせない。

計量関係者は、協力して具体化する方法を作りたいので、まずは、石を投げて波を起こしてみよう。

計量士勉強会に提案してみよう。

計量管理ビジネス:工程内不良低減計量士
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工程内不良がISO10012で低減できる理由-3

2009-02-07 15:40:43 | 品質計量管理
                                      国府宮神社の裸祭りの準備(2009/01/27)

写真は、人垣を整理するための柵をこしらえているところである。


ISO10012で工程内不良を低減できる理由を調べる気持ちになったのは、なぜであるか。

この大不況で企業も、国も県も経費節減のための改革を行わざるを得ない。そのときに過去の鉄鋼不況などで、計量関係者はどういう影響を受けたであろうか。残念であるが、よい影響は無かったと言える。

そこで、今回は計量関係者が不運にならないようにしたいと思う。そのために計量が経営に役立っていることを経営者に伝えるためには、計量を実施した影響をわかりやすくしたい。

従って、経営者が求めていることに直接的に答えを出すことである。そこで、例として加工不良の低減をISO10012で実現することを表現した。すなわち、測定精度の向上などといわずに。

計量管理ビジネス:工程内不良低減計量士
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工程内不良がISO10012で低減できる理由-2

2009-02-06 07:45:48 | 加工不良
                                     名古屋駅西(2009/01/27)


これまでの計量管理は、計量機器の精度保証が中心的な業務であった。そのためにトレーサビリティなどは30年にわたり整備されてきている。これは偉大なことである。

もし、計量機器の精度が悪ければ品質が悪くて安全も安心も確保できない。計量機器の精度の保証は大変貴重である。

話題になる計量機器の精度保証はかなり進んできているので、この分野の精度を保守を高めても現在の不況を克服の改善は多くを望めそうにない。

大きな改善は、ISO10012の測定プロセスの設計の部分が未開発であり、10012の参考にも測定プロセスの設計の事例が掲載されてない。

要求事項も考え方程度の抽象的なことである。抽象的ではあるがこの部分は生産性を高める大きな分野であるから、具体化する必要を感じている。

今年の委員会の報告書には、具体的な事例はでそうにないが準備を進めているので来年度はでるであろう。

測定プロセスの設計に手順を具体的に説明できるところまでいっていないが、工程内不良の原因を究明していくと、測定プロセスの設計方法が見えたものもある。

このブログへの書き込みがワードのように使い勝手がよいと、もっとかけるけど書き込み方を工夫したい。

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