品質測定ワークショップ

ISO9001と10012及び5Sを利用して測定力をシステム的に発揮する方法

ISO10012の利用方法を求めて

2010-07-29 08:13:00 | 品質計量管理
QC検定のテキストの例

ISO10012の利用法として、品質管理の場面を考えているので品質管理の関係者と話をしているが、まともにとりあってもらえないことが多くある。このことは残念であるが現実であるので、計量士を含めて計量のど真ん中にいる人が認識すべてきである。

品質管理の関係者から理解されるために、現在、計量ワークショップを行い、品質向上、生産性向上には計測計量が欠かせないことを説明している。

計量ワークショップの教材に必要な情報をQC検定から探している。例えばデータマイニングはQC検定で知ったことであるが、ショッピングセンターの商品を置く位置を説明するには理解されされやすい話題である。

ISO10012では、商品を置く位置は関係ないことであるが品質管理の関係者がデータマイニングを理解している場合には、ISO10012の推進者がデータマイニングを無視すれば品質管理の関係者もISO10012の関係者を相手にしない。

業務の担当が品質と、計量では異なるので計量関係者が品質管理の奥深いところまで理解できないが、ものつくりには品質も計量も必要であるから双方の会話が必要である。従って、当面は会話が成り立つように計量士が先に努力すべきであろう。

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ISO1012を利用する場面

2010-07-29 07:28:07 | 品質計量管理
国府宮神社の手摺り(2010/07/20)

ISO10012がJISになるが、写真の手摺りのようにすり切れるほど使われるととよい。では、どのような場面で利用出来るであろうか。

1.中国の場合
ISO10012の認証を受けると、ISO9001とISO14001の認証審査で7.6計測機器の管理の審査が免除されるようである。

2.日本では
日本ではまだこれから、考えることであるが中国の方法も参考にした場合の効果はどうであろうか。
1)ISO9001の取得目的
企業のISO9001の認証取得の目的の項目は、順序は企業の考え方で変わるが項目をあげると次のようになるであろう。
①品質向上、②生産性向上。③顧客からの信頼を得る、④リスクの予防

2)ISO10012を当てはめてみると
ISO9001のすべての目的にISO10012の利用は効果があるといえる。

3)有効性
以上から、ISO9001にISO10012を利用することは企業にとって有効である。

4)ISO9001の審査で中国のようにISO10012を取り扱う方法の導入
ISO10012の自己適合宣言を実施して、ISO9001の審査機関に申し入れを行う。

ISO10012は、ものつくり、販売、行政、教育など多くの場面で利用するメリットが出るのでいろいろ場面での利用例を作り上げるとよい。

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保守点検列車の事故とISO10012

2010-07-24 08:35:18 | 品質計量管理
新聞記事(2010/07/23)

新幹線の須磨トンネル内で保守点検列車の事故が起きた。この地点は大正時代の山陽鉄道で計量管理技法が生まれたところのように思える。

計量管理技法は、その後発展して計量法の適正計量管理になっているが、鉄道関係からの計量管理情報の発信は目にすることがない。

新幹線についての情報は多くあるが、計量管理の情報を目にしないから猛暑日の夜間に作業する人と、装置への配慮はどうなっているかわからない。

ISO10012(計測マネジメントシステム)が足下の基礎技術を充実させてリスクの予防に貢献できると思える。

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計量計測と計測マネジメントの違い

2010-07-22 08:18:30 | 品質計量管理
矢作川の水かさが平常になった(2010/07/21)

計量計測と計測マネジメント(計量管理)の違いは、計量計測の成果物は、成績書や試験書として物事の説明の手段として,しばしばTV,新聞にもでて多くの人に見てもらえるが、計量管理の成果物の計量管理台帳などは見てもらう機会が非常に少ないことに違いがあるように思える。

ISO10012(計測マネジメントシステム)は、JISになり多くの人の目にとまるようになるので、ISO10012の顧客重視、リスクの予防、計量要求事項の実現の目的を見失わないようにしたい。

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計測計量管理の夢

2010-07-16 11:25:20 | 品質計量管理
網戸こしに見た民家(2010/07/16)

梅雨の末期の豪雨で毎年多くの災害が出ている。この災害を防ぐ役割は誰にあるのか。事業仕分けで派手な夢を追うための予算をうまく削って使ってもらいたい。

中小企業の計量管理は管理ではなく成り行き任せである。成り行き任せによるムダのためにエネルギーが浪費されている。この小さいけれどもいっぱいあるムダを合理的に解決するのが私の30年来の計量管理の夢である。

幸いなことに、この小さいムダを無くすための計量管理の委員会ができた。委員の皆さんの顔ぶれも決まった。

委員会の皆さんのノウハウを大いに出してもらっていい委員会になることが楽しみである。

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防災研究の夢を聞きたい

2010-07-15 20:08:09 | 品質計量管理
矢作川の大水(2010/07/15)


写真の状態は矢作川が氾濫するような事態ではないが、いつもよりかなり水が多い。

毎年のようにこの時期になると災害が多いが、事前に災害が起きないように研究ができないものであろうか。ダムの建設予定地では災害が起きていないので、本当に防災工事の必要なことろの工事ができていないのではなかろうか。

国際宇宙ステーションへは夢を持つ人が多いが、災害のない生活への夢はあまり聞かない。税金使い道が災害が起きないようにしてもらいたい。

災害のない生活への夢を持つような工夫をしないと、税金が夢のPRのうまい方に使われてしまう。防災研究の夢が聞きたい。

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計量の歴史と計量教育

2010-07-13 07:51:32 | 品質計量管理
A計量センターの保管文書(2010/07/12)

メートル法にT自動車の社長が統一するという発表した文書をT計量士が発見してその関係資料を探している。

計量センターを訪問して見つけたのが写真の文書である。驚いたことに発行の年号の「康徳」がいつごろであるかわからなかった。他の資料を見ていたらそれは満州国の年号であった。

A計量センターの資料は、年代ごとにうまくまとめてあって保管状態も大変良かった。もう一度機会を作って訪問したい。

計量管理の教育資料に取り入れたい。

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「統計的手法入門」の利用

2010-07-09 06:52:07 | 品質計量管理
本の表紙(2010/07/10)

QC検定を受検するために、「統計的手法入門」で勉強している。昔、SN比の勉強をしたときに、この本で勉強していたらSN比の勉強がはかどったと思える。

なぜ、「統計的手法入門」がわかりやすいかよくわからないが、説明の順番に飛躍がないことがあると思う。著者には失礼であるが、この「統計的手法入門」は統計的手法のローテクと思える。

ハイテクは、人々の関心を引いてローテクは無視されることが多い。これは自然の成り行きであるので仕方がないが、パソコンもケータイも使い方がわからないことが多くてイライラすることが多い。

ハイテク製品を販売する企業に製品の使い方をわかりやすく説明するように消費者が要求する必要を感じている。

「統計的手法入門」には、ミスプリントがあって100%使いやすいというわけではないが、わかりやすく書こうとしている姿勢は、ハイテク時代でイライラしている現在の社会から受け入れられると思う。

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中部7県計量協議会での情報交換

2010-07-02 08:04:41 | 品質計量管理
愛知県名古屋市 中部7県計量協議会(2010/07/01)

中部7県計量協議会は、情報交換の場所として有効な場である。
1.地方行政における計量技術者の人材の育成の必要性
2.水道メータの合理的な取り替え期間の検討の必要性
3.(自動車産業 現場用語)8ヵ国語のハンドブック
4.部下を計量団体の事業に積極的に参加させる上司の発言
5.計量技術とマネジメント手法のドッキングの必要性
6.文章を書けない計量技能者の計量情報の発信
7.ISO10012の理解状況
8.ISO10012の普及方法
9.計量団体の任意団体、一般法人、公益法人の状態
10.産総研の計測標準

協議会の内容は、セレモニー的であった。
記念講演は、計量思想の啓蒙が全く含まれていない内容であった。これは、管理部会と機器部会が統合したこ結果によると思われる。計量の古きよき時代の計量旦那衆的である。

セレモニー的な協議会は、勝つためという目標を明確にして戦ったサッカーチームの取り組みとは対照的である。このままでは計量行政予算の低下が心配であるが、関係者の熱心な運営は尊いものがある。

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