郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー34(チャレンジ)

2018年11月22日 | 日記


「🎶イチニチ イチチャレ……🎶」
午後6時になると 「チャレンジ」のお知らせアラームが鳴る
止めるまで鳴り続けるので 仕方なく遊びをやめて来る
ベネッセコーポレーションの進研ゼミ、毎月届く問題集だ

あの全国学力テストを一手に引き受けている会社だ
実施そのものに重大な問題がある「全国学テ」
文科省はその実施を競争入札で民間業者に全面委託している
あー嫌だ嫌だ!

しかし 親は家庭学習の手立てとして子どもに与えている・・・
塾に通わせるにも金はかかるが 通信教育も同様だ
早く始めた方がイイ?
あーあ これが日本の教育の現状だ・・・

それにしても 学ぶ主体の孫はどう感じているのだろうか?
少なくとも彼自身の欲求でそうなったわけではない
親にやらされているのだが 今はまだ拒否はしていない
だが問題はのこる

帰宅後に彼が確実にチャレンジをやるように見張るのは爺婆
アラームに応じてやって来れば良いのだが
時には二階の部屋で遊んでいることもある
そんな時には 「鳴ってるよ〜!」と声をかけて呼ぶ

今日は素直にアラームの呼びかけに応じてやって来た
右手に鉛筆 左手には飴のスティックを持ちリラックスモード
今日に割り当てられた問題集に向かう
たしかに分かりやすく 良く出来ている問題だ

指導要領に準拠しているとうたう このチャレンジ問題集
例え教科書会社が異なっても ほぼ同時期に同様な課題を扱うこの国の学校
チャレンジは大方の学校で実施する市販ワークテストの先取りをする
だから これをそつなくこなせば学校のテストもまずまずの結果を出せるのだ

これって 不公平だ!
そう思わずにはいられないが けっこう昔からあったのだ
だから 教員は市販テストなんかに頼るべきではない
だんだん現役時代を思い出してきた・・・

てなことを考えていた私の目の前では
鼻唄を歌いながら鉛筆を走らせる孫がいる
こちらが考えることなどとは無関係に・・・
もっとも彼にとっては単なる習慣の一つなのかもしれない


-S.S-

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