ロシアと、ウクライナは大昔はそれぞれ別の国でした。
しかし、今から100年ほど前に、そのロシアとウクライナとその他、周りの国々が一緒になり、大きな「国」をつくりました。
それが「ソビエト連邦」(ソ連)という国で70年ほど続きました。ソ連は今では、地図上にない国です。
ソ連は、アメリカと「どちらが地球で最強か」ということで、争いました。(でも、直接戦争はしていません。)
結局、今から、30年ほど前に、ソ連は「もう、やめた。」と、当時のリーダーのかけ声で、「解散」してしまいました。
そして、ソ連という国の一部だった、ロシアとウクライナ(と、その他の国々)は別々の国に分かれました。
しかし、その後、ロシアの中から「ロシアを昔のソ連のようにしたいな。」という人がリーダーになりました。
その一方、ウクライナは、ロシアと別れてからも「ロシアと仲良くしたいな」という人々が、ウクライナを動かしてきました。
だから、ロシアのリーダーは「ま、あせらなくてもいいか。」と思っていました。なにより、ロシア国内での自分の力を強めることが大切だったので、そのことに熱心でした。
しかし、そうしているうちに、ウクライナの中から、「アメリカやその友達の国々と仲良くしたいな」という人がリーダーになりました。
その人は言いました。「アメリカが主催するサロンに、参加させてよ。」
それを聞いたロシアのリーダーは慌てました。「おい、待てよ。お前たちは、俺たちの仲間じゃなかったのかよ。」
ウクライナのリーダーは「そんな30年以上も前のことなんか知らないよ。うちには資源もあるし、アメリカとその友達と仲良くした方が、利益があるもんね。」
これに怒った、ロシアのリーダーが「この野郎。昔は一緒の国として、おおいによくしてやったのに、ふざけるな!」と怒りました。
しかし、ウクライナのリーダーも「昔は一緒の国って言ったって、このウクライナにいろいろなものを押し付けたり、いろいろなものを奪ったりしていったじゃないか。」
ということでケンカがはじまりました。
ところで、ウクライナの中には、昔のよしみで今でもロシアにお世話になってる人がいました。
「ロシアのリーダーさんよ。このままじゃ、俺たちウクライナにもいられなくなるし、またロシアの一緒になれなくなっちゃうよ。助けてくれよ。」
という訴えをしてきました。そこでロシアのリーダーは言いました。
「よし、俺のいうことを信じるウクライナの(一部の)人たちよ。助けてやるから、まずは、俺の指定する場所に行きなさい。」
そして、ロシアのリーダーの言うことを信じる人たちは、ウクライナの一部に集まり、「新しい国」を作りました。すぐにロシアは「新し国」として認めました。
ロシアのリーダーは言いました。「ウクライナにできた『新しい国』が、ウクライナにつぶされそうだ。つぶされる前に助けるぞ。そして、
もともと、俺たちの仲間だったウクライナを変な奴らから取り返して、俺たちロシアと再び一緒にするぞ。」
そうして始まったのが、今回の「ロシアのウクライナ侵攻」です。
-K.O-