郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

問題解決型学習」で「問題」を解決できるようになるのか?

2020年05月07日 | 日記

今、起きている世の中の諸問題について、これらを将来、解決できるようにする人々を育成するために、学校では「問題解決型学習」というのをしているのであるとのこと。

(私は反対なので、この取り組みについては、「かかわらない」ことにしている。)

 

「問題解決型学習」といっても、実際には教科書を見せずに、あたかも教師が問題を用意し(実は教科書のコピーがほとんど。)、それを提示して、「さあ、考えなさい。」と行う程度のもの。

 

それで、できる子というのは、すでに予習しているか、塾などで学んでいた子。

 

そもそも教科書を閉じさせているから、元々勉強したくない児童はなおさらわからなくなるだけ。

 

それでもって、いわゆる「学力テスト」をしたりすれば、成績が二極化されるのは、ある意味で「必然」である。

 

いや、「成績」だけならまだよい方である。

 

今回の感染症騒ぎを解決できてこその、「問題解決型学習」の成果になるのだが、いまだに解決の糸口が見えてこないし、見つけられていない。

 

簡単にいえば、過去の出来事や、他の国々から「学ぶ」姿勢がないから、「学力が高い」であるはずの、この国の「要人」には「マスク2枚+十万円」程度で収まるなどという、発想しか生まれない。

(期間はともかく、全国一斉に臨時休校にしたことについてだけは、後世において「教育現場を改革するきっかけを与えた」として、好評を得るかもしれない)

 

例えば、台湾や韓国がいわゆる「封じ込め」に成功したというが、それは過去に同じような事例を経験して、その時の対応を整理して、政府の中に今回への備えがあったから。

 

結局、目の前の問題を解決する「学習」(勉強)というのは、「過去(経験)」をきちんと学ぶ(模倣)ことが最も効果的であるということ。

 

教科書を見せずに「さあ、考えなさい」なんて、もうやめませんか?

 

 

-K.O-


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネトウヨがコロナ対策の足を... | トップ | 外務省の「コロナ対策批判チ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事