エンビセンノウ(ナデシコ科)
その花姿から、燕尾仙翁と呼ばれています。北海道と本州中部地方に分布、紅橙色の鮮やかさが際立つ湿地で育つ稀な多年草(環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類) 。
花弁は5枚で先は再裂し、中央部の雄しべも目立ちます。
マツモトセンノウ、フシグロセンノウと同じ仲間だそうですが、育ててみたい植物です。
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ツリフネソウ(ツリフネソウ科)
花の様子が、吊り下げられた帆掛け船に似ているとしてツリフネソウ(吊舟草/釣船草)と名付けられ、ホウセンカやインパチェンスの仲間だそうです。
3個の花弁に加え、同じような色の萼が3個あり、萼のうち一つは大きな袋(「距(きょ)」と呼ぶそうです)状にクルリと巻いています。
中にたくさんの蜜が入っていて、マルハナバチは中に入り込んで盛んに蜜を吸っています。
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アケボノソウ(リンドウ科)
湿り気のあるところに生える2年草で、和名は、わずかにクリーム色がかった白い花冠を夜明けの空に、暗紫色の細点や、やや緑がかった黄色の点を星々に見立てたと言われている。花冠は5裂のほか変異もあるようです。
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ナンバンキセル(ハマウツボ科)
ススキやショウガの根元で育つ寄生植物。初回に紹介したギンリョウソウモドキと同じで光合成はしない。
万葉集(巻十)に「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何か思はむ」と詠まれた思草が、ナンバンギセルと推察されている。
名前は漢字で書くと「南蛮煙管」、外国(南蛮)からやってきた煙草を吸うキセル(パイプ)に植物の形を見立てたもの。
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初めてお目にかかる植物が多いのですが、今回の紹介が一応、最終になります。
これから、秋の装いが深まり新たな発見も期待できます。
次が楽しみです。
次が楽しみです。