”新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン 今シーズンは両方接種して流行に備えよう”
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220925-00316665
忽那賢志感染症専門医 9/25(日)
これから秋、冬を迎えコロナやインフルエンザのワクチン接種にどう対応したらよいのか?
地上波(?)のワイドショーでは、テーマになっているのではと思っていますが、ワイドショーを視聴しない者にとっては、忽那先生の解説が役に立ちます。
新型コロナウイルスは「気温が低いほど、湿度が低いほど広がりやすい」
冬に新型コロナが流行る可能性は高い
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220925-00316665
忽那賢志感染症専門医 9/25(日)
これから秋、冬を迎えコロナやインフルエンザのワクチン接種にどう対応したらよいのか?
地上波(?)のワイドショーでは、テーマになっているのではと思っていますが、ワイドショーを視聴しない者にとっては、忽那先生の解説が役に立ちます。
新型コロナウイルスは「気温が低いほど、湿度が低いほど広がりやすい」
冬に新型コロナが流行る可能性は高い
2020/12~
2021/12~
※九州経済調査協会データベースより
※九州経済調査協会データベースより
9月20日からオミクロン株対応ワクチンの接種が開始
一方、コロナワクチンの接種は、少し複雑になってきました。
国の資料によれば、
4回目接種後の高齢者等は、5か月後から3か月後に経過期間の短縮が検討され、10月半ば以降からオミクロン株対応のワクチン接種になるということです。
オミクロン株対応ワクチンは接種した方が良い?
9月4日の”オミクロン株対応ワクチン これまでに分かっていることと、まだ分かっていないこと Q&A”
では、
現在接種されている従来のmRNAワクチンと比べると、安全性については変わりなく、有効性については上回る可能性が高そうです
と忽那先生は指摘しています。
もう一つの懸念、インフルエンザの流行については、
インフルエンザの流行時期が日本と異なり5月〜9月頃にピークを迎える南半球のオーストラリアでは、過去2年間は日本と同様にインフルエンザの流行がありませんでしたが、今シーズンは過去に例のないほどインフルエンザ患者の増加が報告
オーストラリアの流行が数か月早く、日本も同様となる可能性あり
※国アドバイザリーボード(9/14)前田先生提出資料より
日本では2019-2020、2020-2021、2021-2022という3つのシーズンでインフルエンザの大きな流行がみられませんでしたので、3年間に渡りインフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けている
と忽那先生は警鐘を鳴らしています。
ワクチン接種が推奨される方
※米国CDCの推奨(MMWR Recomm Rep. 2022 Aug 26; 71(1): 1–28.)を基に忽那先生作成
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種可能
※第24回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(令和3年9月17日)提出資料(改)より
同時接種を行ってもそれぞれのワクチンの有効性が損なわれることはないことが分かったこと、
そして副反応についても特に増強することがないことが分かったことから、
今シーズンから同時接種が可能
忽那先生は、
今年は新型コロナとインフルエンザの同時流行に備えて、両方のワクチン接種をご検討ください!
と勧めています。
コロナとインフルエンザの接種を同時に行う医療機関は、簡単に探せないので、それぞれの接種に対応できるように柔軟にスケジュールを考えてみたいですね。