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コロナの行方?!

2022-09-20 | 健康
WHO(世界保健機関)テドロス事務局長「パンデミックの終わりが視野に入ってきた」という発言、その根拠や意図はどこにあるのか忽那教授が解説しています。

WHO「パンデミックの終わりが視野に」という発言をどのように捉えるべきか?今後起こり得るシナリオは?
  忽那教授 9/18(日)
    https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20220918-00315633

Our World in Dataで確認しながら紹介します。

1)世界での新型コロナによる死亡者数が2020年3月以来の低水準に

<Our World in Dataより>
・2021年12月から2022年1月〜2月にかけては過去最大の新規感染者数
感染者数


・一方、世界ではアルファ株やデルタ株による流行によって多くの方が死亡。

 オミクロン株による過去最大の流行においては、自然感染した人が多かったこと、ワクチン接種率が高くなっていたこと、オミクロン株が相対的に重症化しにくい変異株であったことから、
 感染者数の規模ほどの死亡者は出なかった。

死亡者数


世界における新規感染者数も緩やかに低下傾向にあり、死亡者数についても約2年半ぶりの低水準が、WHOは「パンデミックの終わりが視野に」という発言の背景と考えられる。

2)日本でのBA.5による第7波は過去最大の感染者数と死亡者数を記録

感染者数


死亡者数


3)日本はアメリカやイギリスと比べると、人口100万人あたりで新型コロナで亡くなった方の数は6分の1以下。(8分の1?)

・流行のピークを遅らせることで、それまでにブースター接種など必要な対策を進めることができたことから、重症化する人の割合を減らすことができたものと考えられます。

累積死亡者数


4)今後の考えられるシナリオは?

今後どのような変異株が出現するのかがポイント

新型コロナの今後想定されるシナリオ(WHO資料より忽那教授作成)

5)今こそ新型コロナ対策が必要な状況

テドロス事務局長はマラソンランナーに例えて「ゴールが見えてきた今こそ、残されたすべてのエネルギーを使ってより強く走るべきだ」と述べている。

忽那教授も、
メリハリをつけたスマートな感染対策を続けながら、上手に付き合っていくことを強調しています。


これまで顕わになった日本での医療体制などの弱点の強化にこれから是非本腰を入れて取り組んでほしいですね。