よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

安物買いの銭失い。

2010-11-18 08:46:43 | とりとめもなく

今、土地から捜し住まいを計画されているお客様と話が進んでおり、訪問された折、「◎◎ホーム」も考えているのだと聞き、「それは論外に」とお伝えした。

正に、「安物買いの銭失い」になりかねないために「論外」とお伝えしたのだった。
坪25万円程度で売り出しはしているが、結局住めるようにするには、多くのオプションを追加しないと家にはならないと聞く。

出来上がった姿、形にはそんしょくは無いが、建設費の多くは隠れたところに使われており、住み始めてその違いは分かってくる。
私の買ったミシンと同じで、使って初めて「あっ!・・これだめじゃん!」と気付いた時には手遅れで、ミシンを買うときに相談していれば避けられた筈。

出来上がった機械は機能の問題が殆どだが、建築には品質の問題が絡み、例えばステンレスの品質表示にはSUS303、SUS304があり
どちらもステンレスであることは間違いないが、片方は錆び片方は錆びない。値段にも大きな違いがあり、知識が無ければステンレスだから錆びないだろうと安い方を選び、後に錆びることを知ることとなる。