斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

技術は人格だ

2010年08月06日 20時47分22秒 | 長岡技術科学大学の広報
大学の教員らが何らかの発明をすると、発明届を大学に提出することになっています。発明届を受理すると、ただちに知的財産評価部会を開催します。わたしは発明を所管する知的財産センターの副センター長も担当しています。部会では、教員の説明を聞いて、発明として大学が特許出願するかどうか、を決めます。顔の見える状態で発明者と部会員が議論していきます。顔の見える状態で本音をいいあうので、人格対人格のぶつかり合いで会議が進みます。

技術は人格です。いい技術だと認識できるときは、その人にほれています。人にほれて、その技術を使ってみようかな、と思うわけです。

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