ダイヤモンドライクカーボン(DLC)という膜があります。たいへんすべりがよくて、硬くて、人体に対して無害である、画期的な材料です。すでに機械部品、生体内部品などに実用化されています。昨日は、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の神田一浩先生のご尽力により、DLC膜の国際標準についての報告を行う機会を得ました。80名くらいの方々が参加されていて、たいへん立派な会において報告することができました。
DLC膜は、夢を持たせる材料でありますが、夢が先行してしまって、使ってみてがっかりだったなどという話をよく聞きます。DLCはたいへん優れた性能を示すのですが、それは正しい使い方、あるいは正しい評価の仕方によって初めて実現できます。そもそもDLCに種類があるなどということすら、最近わかってきたことです。
いま、世界のDLC関係者がDLCをきちんととらえるための標準化の作業に着手しています。わが国でも神田先生をはじめとして、DLCの専門家が集まりその作業に取り組んでいます。DLCの産業応用はわが国が先行している分野です。そういった意味でも標準化をわが国先導で進めていく必要があります。
DLC膜は、夢を持たせる材料でありますが、夢が先行してしまって、使ってみてがっかりだったなどという話をよく聞きます。DLCはたいへん優れた性能を示すのですが、それは正しい使い方、あるいは正しい評価の仕方によって初めて実現できます。そもそもDLCに種類があるなどということすら、最近わかってきたことです。
いま、世界のDLC関係者がDLCをきちんととらえるための標準化の作業に着手しています。わが国でも神田先生をはじめとして、DLCの専門家が集まりその作業に取り組んでいます。DLCの産業応用はわが国が先行している分野です。そういった意味でも標準化をわが国先導で進めていく必要があります。