生きることは、あきらめない。
少年と余命告知
NNNドキュメント 放送:7月12日(日)24:55~ナレーター:小山茉美、制作:中京テレビ
小児がんと闘う17歳の少年に、「現状では、治る展望がない。」という言葉で、命の限りを伝える「余命告知」が行われました。少年は当初、告知を受け入れられず、副作用の強い抗がん剤治療を継続することを選びます。しかし次第に、意識に変化が…残された時間を認識し、どう過ごすかを考え始めたのです。しかし両親は、治すことを目標に治療をし続けてほしいと願います。少年と両親の葛藤は、深く激しいものでした。「治すために、副作用に苦しんでも治療を続けるのか?」それとも「副作用から解放され、より良い時間を過ごすのか?」。もし、私たちの子どもが病気になって、その病気を治すことがとても困難だとわかっとき。あなたは子どもに、なにを、どこまで、伝えますか?
私が深く反省しなければいけないことがある。
生きることは学ぶこと。
少年に、今、一番何を望みますかという問いに、「院内教育に高等部を作って欲しい」と答えた。同時に行動も起こしていた。愛知県知事宛に要望の手紙を書き、教育委員長等が病院に来て実情を聞いた。そして高等部が誕生したという。
実は眠たくてぼーっとテレビを見ていた。大好きな深夜番組で、5チャンネルのヤベッチ(サッカー番組)が終わり4チャンネルに切り替える。そうするとNNNドキュメンタリー番組が始まる。
最後にこの言葉を聞き、魂をえぐられた。
もっと早く気づけよ!
いつでも、誰でも、どんな場面でも、生きることは学ぶことなんだと。
こんな研究も。美羽美之研究室にようこそ
NNNドキュメント共同研究
http://media-journalism.org/project/nnn-document
私たちは、東京大学大学院情報学環・学際情報学府で、メディア、ジャーナリズム、ポピュラー文化を研究しています。テレビや映画、新聞や雑誌、広告やマンガ、ケータイやインターネットなど、さまざまなメディアについて、歴史的・社会的・実践的な研究を行っています。