前週の「マスターズGCレディース」を終えて、2016年の国内女子ツアーは残り4戦(最終戦の『LPGAツアー選手権リコーカップ』除く)となった。賞金レースは、昨季女王のイ・ボミが今季4勝で年間獲得額を1億5037万8331円としてリードする展開。女王争いと同様に史上最高額ペースで大激戦となっているのが、賞金ランク50位までに与えられる来季シード争いだ。
今週の「樋口久子三菱電機レディス」を前に、賞金50位につけている服部真夕の獲得賞金は1813万4399円。これまで最も賞金を獲得した賞金50位は、2013年の櫻井有希で1893万9000円だが、4試合を残して肉薄してきた。昨季の賞金50位は柏原明日架で1791万6000円(表を参照)。今季はすでに賞金51位の藤本麻子もその獲得賞金を超えるハイレベルな戦い。
シード争いは来年の“生活”を大きく左右する戦いでもあり、下位の選手が終盤に追い込んでくることも珍しくない。残り4戦の賞金総額を加味すると今季は初めてボーダーラインが2000万円を突破する可能性もでてきた。
今季ツアーは2015年シーズンと比べて1試合増の全38試合で開幕。賞金総額も1億4650万5000円増えて、4年連続で過去最高を更新し35億2000万円となり、初の35億円を突破したシーズンだった。実際には、熊本地震で1試合開催中止となった状況はあるが、賞金シード争いの底上げは、右肩上がりを続けている女子ツアー人気ゆえといえそうだ。
過去には、賞金シードが上位50人と定められた1992年以降で初めて1000万円を割りこんだ冬の時代(2003、04年)もあった。2003年は不動裕理が一人で、今も破られていないツアー年間最多の年間10勝(最終戦の『LPGAツアー選手権リコーカップ』含む)を挙げたシーズン。翌04年に宮里藍らが大活躍したことで女子ゴルフブームが起こり、05年以降のV字回復につながったとみられる。
以上、GDOニュース
最近は男子より女子の方が稼いでいる。
私も男子プロのトーナメントより、女子プロのトーナメントをTV視聴している。
このため、女子の方にスポンサーがつき、賞金が増えていると思われる。
ただ、韓国勢に上位を占められる状況が何年もつづくと女子人気に陰りが出ると思われるが、最近日本人の若手選手の活躍が、人気を維持しているように思えます。
シード権争いについては、50位前後の選手は、残り試合必死でしょうね。
ひとつ前のトーナメント段階では、私が応援する香妻琴乃が50位でしたが、ノブタレディスで47位に順位を上げました。2000万円がボーダーラインだったら、香妻琴乃も50万円不足しています。香妻琴乃にとって予選落ちしないことがシード権獲得のポイントになると思います。