ゴルファーの技術レベルによって、アイアンに求める性能は様々だが、ミスショットしてもそこそこ飛んでくれる“ミスに強い”アイアンを望む人はきっと多いはず。そこで今回は、クラブがミスをカバーしてくれるアイアンの見極め方についてまとめてみた。
まず、見た目で分かりやすいのはヘッドの大きさだろう。構えた時の安心感につながるほか、ヘッドの慣性モーメントが大きいため、芯を外した時でもヘッドがブレにくく安定する特長がある。
同じ見た目では、ヘッド形状も分かりやすい。大きく分けて、板状の「マッスルバック」、バックフェースを削った「キャビティ」、内部が空洞の「中空」の3つに分類され、一般的には後者にいくほど重心位置を低く深く設計することができるため、やさしいアイアンをつくりやすい。
アイアンは地面から打つことが多いため、“ダフり”に対する許容範囲の大きさは重要になる。多少ダフったとしても、飛距離があまり落ちず、方向性が安定するなら、スコアメイクは俄然しやすくなる。では、どんなアイアンが“ダフり”のミスに強いのか?
ダフりへの強さはソール幅とバウンス角で決まる。ソール幅が広く、バウンス角が大きいほど、ソールは地面に潜りにくくなり、ダフって打ってもボールと上手くコンタクトできる。逆に、ソール幅が狭く、バウンス角が小さいほど、ソールは地面に潜りやすくなる。ダフって打つとヘッドが地面に突き刺さってボールと上手くコンタクトできない。
ソール幅、バウンス角もある程度は見た目で判断できるが、実際の数値はどうなのか。最新モデル38本を集め、計測機関に依頼し、統一の計測方法で実物を測定した。ソール幅の広さでは日本メーカーが上位を占めているのに対し、バウンス角の大きさは海外メーカーが上位を占めているのが興味深い。
日本と海外ではコースの芝質が異なるほか、日本の場合は練習場の人工芝といった硬い地面でテストすることが多く、バウンス角が大きいとバウンス角が跳ねるので打ちづらく敬遠されがち。一方海外では、練習場も芝の上から打てる場合が多く、バウンス角の恩恵を受けやすいという事情がある。日本ではあまり表示されないバウンス角が、海外ではカタログやWEBサイトで表示されていることからも海外メーカーの“バウンス角”重視度合いは窺い知れる。
ソール幅やバウンス角が大きいと、見た目のやぼったさや、硬い地面で打った時にヘッドが跳ね返り打ちづらくなるとデメリットとして挙げる人もいる。しかし、これからの梅雨の季節、雨で地面がぬかるんだ悪いコースコンディションでも、ソール幅とバウンス角は、ダフりがちなあなたをきっとミスから守ってくれるだろう。
以上、GDOニュース
アイアンのヘッドも段々大きくなっていますね。
ちょっと前までは、ヘッドが大きいとフェイスローテーションして打つタイプには打ちにくい。
ただ、使っているうちにタイミングがあってくるので、最近は小さいヘッドを見るとちゃんと当たるのか不安になります。
ソケットしそうに見えますね。
ソールの形状は重要だと思います。少しダふっても滑ってくれる形状がいいと思います。
歯が刺さって抜けないアイアンよりバンスをつけて刺さらないものが安心ですね。