LPGAツアー第21戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)の開幕を明日に控え、この日はプロアマ大会が開催された。しかし、昼過ぎに雷雲が接近。大会は一時中断となり、そのまま中止の決定がくだされた。舞台となる山梨県の鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード/パー72)は、富士山の裾野にあり、この季節は天候が急変することも多々ある。明日からの本戦でも天候の変化が優勝争いに影響を及ぼす可能性は大いにある。
プロアマ大会に参加していた一人、ささきしょうこは昨年のこの大会で念願のツアー初優勝を飾った。「1年って本当に早いですね。毎試合、去年の成績よりも良い成績で回ることを目標に出ているんですが、今週は優勝よりも上の成績が無いので不思議な感じがします」。
優勝したことで環境は一変した。今週も周りから連覇に関してよく声をかけられるとのことだが、当の本人に気負いはない。ただ、優勝した昨年は自分の力以上のものが出せたことでの最高の結果だったため、それよりも良いプレーが果たしてできるのだろうかというプレッシャーは感じていると話す。
一度頂点を知ってしまった者は、ちょっとしたミスを許せなくなる傾向がある。完璧主義と言う表現は良い風にも悪い風にも取れるが、今のささきは悪い方に働いているようだ。「周りからは、いつかうまく噛み合う日が来るからと言われるんですが、自分ではもっともっとと思ってしまうんです。連覇というよりは、まずはしっかり予選を通過すること。そのためにはミスを許す大きな心でのぞみたいと思います。それができれば連覇も見えてくるかなと」。
夏はささきの最も好きな季節で、体のキレも良くなると言う。4日間トーナメントになり、体力勝負の要素も加わったことはささきにとっての追い風となるかもしれない。冷静な気持ちを胸に大会史上初の連覇に挑む。
以上、日本女子プロゴルフ協会
1勝しているささきしょうこだが、2勝目がまだです。
体格には恵まれているので、もっとスイングを磨いてほしいですね。