◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(30日)◇鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)◇6587yd(パー72)
最終18番は残り50cmのパーパット。タップインすると、左拳を小さく握った。大歓声に包まれながら、成田美寿々が2年ぶり8度目の優勝を味わった。
「苦しんだすえにやっとひとつ勝てた。冗談で2位を狙っていると言おうと思ったが、さすがに(後続と)4打差もあったのでヒヤヒヤはしなかった。前半はショットが怖いくらいついていたので、ストレスなくできた」
1番(パー3)で2m半のパットを沈めてバーディ発進。4番で今大会4日目にして初めてのボギーをたたいたが、「やっとボギーがきた。いつも通りの私だ」と振り返った。続く5番で残り141yを8Iで50cmにつけてバーディを奪い、スコアを戻した。
この日は6バーディ、1ボギーの「67」。通算21アンダーで、2015年の「サントリーレディス」以来の頂点に立った。
今季の目標は、来年の「全米女子オープン」出場資格となる賞金ランク5位以内。賞金女王も狙う。だが、見据えるのは常に先だ。2020年の東京五輪について「出場だけで終わったらおもしろくない。金メダルを狙うのが競技者」と力を込める。
今週を含め、ここ5戦は10位、5位、4位、3位、優勝とすべてトップ10入りしているが「絶好調のときに勝つのは当然。あまり良くない中でも、しっかりとスコアを作って上位をキープしてたまにポンと勝つ。上位に常に入るのが重要」。
言葉の裏に、自身の成長を感じている。賞金ランキングは5位に浮上。上り調子の猛者の暑くて熱い夏が始まる。(山梨県鳴沢村/玉木充)
以上、GDOニュース
成田みすずが優勝したことは、すごく日本女子プロゴルフ協会もほっとしていることだと思います。
成田選手は飛ばし屋だし、スイングとパットが安定すれば、大きな期待を持てると思います。
このトーナメントで、それを証明しました。
それから、若手選手、川岸、岡山、濱田、永井らも負けないように戦って成長してほしいと願っています。