2017年LPGAツアー第18戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が7月9日、北海道北斗市・アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコース(6,362ヤード、パー72)で行われ、通算19アンダーでイミニョンが、今季2勝目をあげた。6打差の通算13アンダーはキムハヌル。通算11アンダーの堀琴音が3位に入った。(天候:曇り 気温:26.6℃ 風速:2.7m/s)
危なげなし。影も踏ませぬ独走劇で、イミニョンは日本ツアー2勝目を飾った。「昨晩から緊張していた」というものの、外見はそんなことを感じさせない。恐るべき集中力の持ち主だ。「今日は、ノーボギーでプレーすることがテーマでした。ミスをしないことって、とにかく難しい」。すごい、と思わせたのが、15番で6メートルのパーセーブをしたことだろう。16番も4メートルのパーセーブだった。
「途中、2位以下と、どのくらいの差があるのか、全く知らなかった。あえてスコアボードを見なかったわけではない。プレー中、何度か見ようとしたけど、なかなか目に入ってこなかった」と振り返った。圧勝を演出したのは、そんな精神力。また、パッティングの賜物だった。「函館に来るまでパッティングで悩んでいた。でも、こちらに来てから突然、調子が良くなって…。これが私にとって、一番のサプライズですね」と目を丸めている。
ゴルフを始めたのは、「世界中、旅をできそう」。ごもっともだ。来日したのは、「日本にとても興味があった。ツアーに出れば日本中を旅することができます」と話した。韓国選手は特に、家族がツアーへ帯同。さまざまなサポートを行うが、「1人旅が好きだから」と両親が駆け付けたのは、わずか1試合だけだ。「元気な姿をみせて、心配ないことを知ってほしい」。イが航空券を送って招待した。親離れ、子離れがしっかりできた、素晴らしい関係だ。かわいい子には旅をさせよ-の故事もある。
日本語も勉強中で、積極的に日本人選手の輪に入る。物おじせず、フレンドリー。性格も成績を、きっと後押ししているのだろう。「辞書がなくても、スマートフォンがあります。意味がわからなかったら、翻訳アプリをちょっと使えばいい」。賢く、日本のツアーライフを満喫中だ。
以上、日本女子プロゴルフ協会
昨年の優勝者葭葉ルミは崩れて優勝争いできなかった。
原因は100Y以内のショットがバラついてしまったようです。
それに比してイミニョンは、巧みな技術でグリーンにオンさせてバーディを量産させている。
ゴルフの技量的にはキムハヌルより上なのかも知れない。
日本人選手では鈴木愛に期待していきたい。