<米女子ゴルフツアー:バンクオブホープ・マッチプレー>◇最終日◇29日(日本時間30日)◇米ネバダ州ラスベガス、シャドークリークGC(6777ヤード、パー72)◇賞金総額150万ドル(約1億8800万億円)優勝22万5000ドル(約2800万円)◇有観客開催
今年から米女子ツアーに参戦している古江彩佳(22=富士通)は、決勝でメジャー1勝を含むツアー通算5勝のベテラン、チ・ウンヒ(36=韓国)に3アンド2で敗れ、米女子ツアー初優勝はならなかった。
午前の準決勝でリリア・ブ(米国)を2アンド1で破り決勝進出を決めた古江は、約1時間後にスタートしたチとの決勝に臨んだ。ともに1番パー、2番ボギーのタイで迎えた3番パー4で古江がダブルボギーをたたき1ダウン。続く4番パー5ではチがボギーでパーとした古江がタイに戻した。7番パー5では、チがボギーをたたき古江が1アップとリードを奪ったが、続く8番パー3ではチがバーディーを奪い、再びタイに。9番パー5はチがイーグルに対し、古江はバーディー。前半はチが3ホール、古江が2ホールを取って、古江の1ダウン。
後半の10番パー4でも古江がボギーをたたき2ダウン。続く11番でバーディーを奪い、1ダウンと反撃も12番では再びボギーで2ダウンとなった。13番、14番、15番とともにパーと差は縮まらなかった。迎えた16番パー5でボギーをたたき、2ホールを残し3ダウンとなり敗戦が決まった。
古江は米女子ツアーのQスクール(予選会)を勝ち抜いて今季から参戦。前週までの9試合で一度も予選落ちがなく、着実にポイントを獲得。ツアー出場のシード権を決めるCMEポイントで45位につけ後半戦のツアー全戦出場を確実にしていた。それでもトップ10に1度も入ることができず、プロになる前、ナショナルチームでの戦いで何度も経験しているマッチプレーで上位進出、あわよくば優勝をひそかにねらっていた。
予選ラウンドでは、飛距離では劣る相手にしぶとく後半で競り勝ち2勝1分けでトップ通過。決勝トーナメント1回戦、準々決勝、準決勝と快進撃が続いたが、最後に力尽きた。それでも持ち味のボギーを打たないゴルフで難敵を次々に破っての2位は大きな収穫。世界で戦えることを証明し日本人13人目の米女子ツアー優勝も目前まできている。
◆マッチプレー ゴルフ競技にはストロークプレーとマッチプレーがある。米国プロゴルフ協会は1916年の創設からマッチプレーで試合を行っていたが、1957年からストロークプレーに切り替わった。今回のバンクオブホープ・マッチプレー大会が女子ツアー唯一の大会。競技方法は各ホールでスコアのいい方が勝ちとなり、勝者の1アップ、敗者の1ダウンという言い方をする。引き分けはAS(オールスクエア)。18ホールで決着がつかない場合はサドンデスの延長(プレーオフ)が行われる。日本では男子で日本プロマッチプレーが国内メジャーとして行われていたが、03年を最後に消滅。今季は男女ともマッチプレーの大会はない。必ずしも人気選手が勝つと限らないためスポンサー離れが原因と言われた。世界の舞台で日本人がマッチプレーに勝ったのは、78年のワールドゴルフ・マッチプレー(英国)で優勝した青木功がいる。
◆古江彩佳(ふるえ・あやか)2000年(平12)5月27日、兵庫県生まれ。3歳でゴルフを始める。高校ゴルフの名門、兵庫・滝川二高に進学し、17年全日本大学・高校ゴルフ選手権優勝など多くのタイトルを獲得。コロナ禍で20年と21年が統合された昨季は、日本ツアーで6勝を挙げて賞金ランク2位。今季の米ツアー出場権を懸けた昨年12月の最終予選会では8日間、上位を守って7位通過。今季が米ツアー本格参戦1年目。持ち味は巧みな小技とブレないショット。同学年のゴルフ仲間からの呼び名は「えってぃー」。153センチ。
貼り付け元 <https://www.msn.com/ja-jp/news/sports/%E5%8F%A4%E6%B1%9F%E5%BD%A9%E4%BD%B3-%E7%B1%B3%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E5%88%9D%E5%84%AA%E5%8B%9D%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A%EF%BC%92%E4%BD%8D-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%83%81-%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%92%E3%81%A8%E7%AB%B6%E3%82%8B%E3%82%82%E5%BE%8C%E5%8D%8A%E3%81%AB%E5%8A%9B%E5%B0%BD%E3%81%8F-%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC/ar-AAXRAHl?ocid=msedgntp&cvid=46f0972944784dc19de72b6f1614682d>
以上、日刊スポーツ
古江彩佳は、小柄でアメリカツアーで勝負できるのか心配だったのですが、準優勝しました。
今週は、全米女子オープンがあり、日本のトップ選手が乗り込みます。
昨年は笹生優花が優勝、2位が畑岡奈紗でした。
今年は、日本からセゴドンが行くのでどこまで通用するのか?
非常に感心があります。
セゴドンが優勝争いしてほしいですね。
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