【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
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秋の味覚を頂きました・・・。

2015-11-15 10:00:00 | 日記

先日、当店でお世話になっている取引先の方から、「秋の味覚」を頂きました。 これです。







枝豆です。 とにかく、豆のつぶが大きいです。 早速、頂きましたが、噛み応え、食べ応えがあり、美味しかったです。



食べながら、 「あー、 ビール飲みたい!」と叫んでしまうほどでした。 



しかし、その日は、雑務が残っていたため、アルコールはお預けでした。 ちょっと残念・・・。




これだけではありません。 掘りたての、これも! 






さつまいもです。 この土のつき方が、スーパーで買うものとは違い、「きっと美味なんだろう。」と食欲をそそります。


以前も頂いたことがあるのですが、 その時は、「スイートポテト」を家内と息子が作りました。



独特の甘さがあって、秋を感じさせるスイーツに仕上がりました。




それから、私は、これ、 初めて見ました。







梨ですが、かなり大きいです。 二十世紀や豊水、幸水など、通常見かける梨より、ひとまわりぐらい大きい感じです。



富山の実家から、自家製の梨を送ってもらったり、しますが、幸水のようです。 もう少し小ぶりですね。 また少し固めです。



これは、どんな味がするんでしょう。 品種も独特の名前でした。(聴いたのに忘れてしまいました・・・。) 


楽しみながら頂戴します。




何か、いつもお世話になっているのに、「海老で鯛を釣った」形になりました。



食欲の秋に、 旬のものを頂けるのは、本当に幸せです。 有難うございました。 またご馳走様です。



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撥鏤とは。

2015-11-14 10:00:00 | 銘木の豆知識と匠の技

「撥鏤」と書いて、「ばちる」と読みます。



大変難しい字ですよね。 一体何の事なのか。



実は、これは、工芸の技法のひとつで、正倉院の宝物の中にも、この技法が使われているものがあったり、非常に歴史のある技法の


ようです。



別名を撥ち彫りと謂い、象牙を色を染めてから彫り、象牙の地色を文様として浮き上がらせる技法のことです。





先日訪れた日本伝統工芸展でも、珍しく、この技法を使った作品が出展されていました。 スタッフの方々が「珍しい。」と評価されて


いました。



象牙は今や、ワシントン条約で輸出も禁止されていますから、稀少価値が高く、珍しいのは当然と言えます。



この技法は、吉田文之という匠の方が、作品に取り入れておられたそうです。 ブローチなどのような非常に小さいものが多く、


繊細な表現の作品が多いようです。




日本伝統工芸展に出展されていた作品は、 青い空と山並みを撥鏤の技法で表現し、 山麓を銘木の寄木や象嵌で表現するという


かなり手の込んだ作品に仕上がっていました。 



私にはそういうように感じたのですが、作品の表現が匠の意図に反するような言い回しになっているかもしれません。



しかし、見ていて、 撥鏤だけの技法に特化せず、他の技法とうまくコラボしている作品に仕上がっていて、思わず、「綺麗だ!」


と周りも気にせずに、叫んでしまいました。



本当に、写真をここに掲載できないのが、残念ですが、図録も発行されているようですので、ご関心のある方は、そちらを是非、


ご覧下さい。



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WTCの展望台。

2015-11-13 10:00:00 | 日記

日本伝統工芸展を観た後、 せっかくなので、会場であるWTCの展望台に登ってみました。



登るのは、かなり久しぶりです。 WTCができた頃に登ったので、20年ぶりぐらいでしょうか。







かつて、大阪市のウォーターフロントとして、開発が進められた南港地域ですので、当時は、トレンドスポットとして有名な場所でした。 



それが、大阪五輪の招致失敗など色々な事情を受け、 今は、大阪府が買い取る形で使用されています。 




WTCから大阪市東部を撮ってみました。 奈良県との県境の生駒山脈が見えます。







西日本一高いあべのハルカスも入っているのですが、かすんでいて、ちょっと見えづらいですね。




下の写真は、中央に写っている橋が、「天保山大橋」でその手前が「海遊館」です。そして、その左側が「USJ」です。








次の写真の、中央に写っているカラフルな塔。 一体何だと思いますか?




 実は、大阪市のごみ処理施設です。 








展望台は、55階で、 かつて、52階には、本当に綺麗なチャペルと広いパーティ会場があったのですが、今は閉鎖され、


チャペルだけ、こちらに移ってきたみたいですね。








天気が良かったので、西の方角では、神戸の摩耶山辺りまで、見えたのですが、残念ながら逆光で撮影できませんでした。




「夜景も綺麗?」とよく訊かれるのですが、 周りは、海なので、方角によっては、真っ暗です。



 遠くに視線を移して、西の神戸方面か、東の関空辺りをご覧になれば綺麗かと思います。



トレンドスポットとしての、かつての綺麗さは、なくなりましたが、 気安く登れるようになった気がします。



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日本伝統工芸展。

2015-11-12 10:00:00 | イベント情報

先日、日本伝統工芸展 大阪展に行ってきました。



会場は、大阪府庁咲洲庁舎、大阪南港のWTCワールドトレードセンタービルです。







一昨年前は、かつてのJR三越伊勢丹、昨年はあべのハルカスが会場だったのですが、今年は、大阪南港の庁舎ということで、


年々、規模が縮小してきてるのではないかと心配になってしまいます。



庁舎内の咲洲ホールを開放して行なわれていました。







スタッフの方に確認して、入り口のパネルだけ撮影させて頂きましたが、ここから先は、写真撮影は不可だそうです。








全部で7部門で約200作品が出品されているそうですが、やはり、「出品点数が少ないかな?」という印象は否めませんでした。




今年も、私は、木工芸部門を中心に見て廻りました。 昨年も感じた印象なのですが、全体的に作品が小さくなっているように



感じました。



やはり銘木の材料が減っているような感じがします。 ですので、その分、出展される匠の方々は、技で勝負されているというふうに


感じました。 



銘木の材質だけに頼るのではなく、色々な技法を重ね合わせて、「より繊細に、より立体的に、より滑らかに、より美しく」。


何かそういう匠の方々の息遣いのようなものを作品から感じ取ることができました。




木工芸の技法には、主に「彫る」「挽く」「刳る」「嵌める」といったものがありますが、 銘木も少なくなってきているので、



かつての技法の使用だけでは、表現が単調になってしまうため、 斬新な技法や、他の工芸品からの技術も取り入れたような



作品が多いのに驚かされました。 匠の方々の常に挑戦する姿勢や熱意のようなものも感じることができました。




また熟練の匠は、昨年より熟成した技の結晶を表した作品。 新進の匠は、新しい技法を試みたような先進的な作品。そんな作品が



同じ会場に展示され、お互いの技の凄さを、楽しむことができました。




撮影不可のため、ここで、作品をご紹介できないのが、残念ですが、ご関心があれば、是非、次回、会場に脚をお運び下さい。



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ワインの本。

2015-11-11 10:00:00 | 日記

私自身、ワインの知識って本当にお恥ずかしいくらいありません。



ですが、たまにワイン会などのご連絡やお誘いを頂き、参加させて頂くことがあります。



なるべく、ワイン会の雰囲気を壊さないように、心掛けていますが、全く無知というのもどうかと思い、少しずつ勉強しております。



それで、飲食業界の友人から、はじめに勧めてもらったのが、この本です。








内容的には、少しワイン知識がある方向けで、ワインと料理との相性やおすすめの料理など、いわゆるマリアージュについて


書かれています。 ですので、勉強にはなるのですが、専門用語も出てきて、少々分からない部分もあります。




その後、「もっと基本的な事が書いてあるもの。」と思い、書店で探していて、めぐり会った本がこれです。






これは、純粋に「ワインを知る」という段階から書き進められているので、「あっ、そうだったんだ。」と納得できる内容になって


います。ワインの格付けや、銘柄やラベルの読み方、葡萄の種類、産地の特徴など、読むとざっとワインの事が大まかに分かる内容


で書かれています。




ただ、どちらの本にも、ワインの知識を自慢するような態度は、慎むように書いてあります。



スマートに、たしなみとして、ワインの事を理解し、ワインを楽しむ、そういうスタイルこそワインや料理を楽しむマナーと



言えるのかもしれません。 食事を楽しむその場所の雰囲気も、ワインの味に大きく影響するようです。




私もワインに関しては、まだまだ初心者ですが、 お互い様、食事の場所での横柄な態度は慎みたいものです。




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