非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

大型キャパシティーハットの運用状況

2016-12-18 06:44:33 | キャパシティハット

ちょうど一ヶ月前に交換した大型のキャパシティーハット

 

電気的にどのように動作しているかということはまったく不明ですが、

やはり7MHzに関してはとても良い印象です。

エレメント長は4メートルほどで垂直設置、ハットは直径が40センチです。

7MHzで良くても、逆に劣化しているバンドがある可能性も高いですのでこれは今後チェック。

この組み合わせでたまたま上手く行ったのでしょうけれど、

仮にエレメント長が10メートルあったとして、同じハットを着けるとダメになるような気が。。。

このあたりは行き当たりばったりなので、運用実績から判断するしかないと思います。

 

この一ヶ月間の運用で感じたことは、(7MHz)で今まで苦労していたヨーロッパの奥深くや、

カリブ海、アメリカ東海岸まで以前より比較的よく届くようになったこと。

もちろん大きなアンテナの局とは比較にならないほど当局は弱小のため笑われてしまいますが。。。

上記の場所が聞こえていれば、パイルがあってもそこそこ短時間で交信に至る感じです。

 

タワーの上に載せるATU、エレメント等は全て準備が出来ましたので、

更に大型のキャパシティーハットの製作に取り掛かろうと思います。

エレメント長は5メートル(根元から25Φ-22Φ-19Φ)でハットは直径60~70センチを予定。

タワー頂部に給電点(ATU)を置いてタワー筐体への接地ということで、垂直DPのような

スタイルをとりますので、このハットが果たしてまともに働くのか興味深いです。


タワー上へのアンテナ設置(リベンジ編①)

2016-12-11 15:42:30 | タワー建設

意気揚々とHi-Qアンテナをミニタワーに上げる企画倒れそして挫折、落ち込みから早や数か月(笑)

師走に突入しタワーだけが寒風吹きすさぶ中、頑張って耐えています。

Hi-Qは実家に住むか、その近くに転勤になった際にもう一度トライします。

そこで、それまでの間はATUに頼って垂直系のエレメントを上げることにしました。

 

ATUは実績のあるCG3000でタワートップへの据付けを予定。

エレメントは20~30mmのそこそこ太さのあるアルミパイプを全長で5~6m。

トップにはこれまで数年間にわたって『なんちゃって検証』してきた大型の容量冠を取り付けます。

エレメント自体が太いことと、万一落下しても自宅敷地内のため、これも今まで以上に大型化します。

直径50~70cmでしょうか・・・・

 

エレメント側もさることながら、最重要ポイントの接地・・・・

これはまずはHi-Qの時と同様にタワーに取ってみようと思います。

つまり垂直ダイポール様の形態となります。

ATUとタワーを絶縁して、別途ラジアルを設けてATUでGP化というのもありなのですが・・・・

最初はタワーをダイポールの片側エレメントに見立てた動作を検証する予定です。

そこで前々から悩んでいる事が・・・・・

知見のある方がおられたら是非とも御教示お願い致します。

ずっと悩んでおります。

 

今回、やろうとしているイメージは下の図のような感じになります。

悩んでいるというのは「気になる部分」のところなんです。

次の図は一般的な水平ダイポール。

今回やろうとしていることに置き換えてみますと・・・・・

更にこれを回転させて水平ダイポールに置き換えてみると、

こういうことになります。

気になることと言いますのは、同軸ケーブルと片側エレメントを密着させる形態の可否についてです。

ATUで同調させるということで、基本的には給電点は概ね50Ω。

ということで同軸ケーブル内部は安定すると考えてよいと思います。

とは言え、同軸ケーブルには高周波電流が流れていて腹の部分や底の部分が普通にあるわけです。

だからと言ってここがアンテナかというとそうでもない・・・・

干渉しそうだし、そもそも同軸シールド側はATUの接地ライン経由でタワー筐体に接続されているため

関係ないような気もします。

逆に同軸シールド側とタワーが絶縁されていると電位差が生じて他の現象が生じる気もします。

そもそも今のアパマンハムシャックでは接地側の広大な銅板の上を、堂々と同軸が這っていますし。

これは同じような状態です。

そこでこんな感じにした方が良いのかな~?など考えが彷徨っています。

うーん、悩みますな。


クランプコアの連装とコモンモード電流値の関係

2016-12-02 07:56:09 | ノイズ対策

数か月前に取ったデータがメモ帳の中に眠っていましたので掲載します。

何かの参考にして頂ければ幸いです。

条件などは以下のとおりです。

 

アンテナは9mのタワーの下部(地面)にATU(MFJ993BRT)を設置して、タワーに直接給電。

接地はタワー下部に埋めた銅板(約5㎡の大型接地面)

同軸は5DFBを約10mで送信出力は50W、周波数は14025KHzです。

使用したクランプコアはTDKのZCAT2032-0930で大進無線の測定治具を使用。

コアの装着はATU側から室内側に向かって行うこととして、MFJ993BRTの同軸コネクタ部分から開始。

測定箇所はリグの出口すぐの場所で、測定中、一切変更していません。

 

縦の0-60はコモンモード電流値(mA)で、横の0-50は挿入したコアの個数を表しています。

まず最初にコア無しの状態で測定→49.8mA..........結構流れています。

次に1個だけ装着→39mA........おっと!1個だけだとオマジナイ程度かと思っていましたが、意外や意外!

ここから先は1個ずつだと日が暮れるので、5個単位で増やしていきました。

5個の場合→15.8mA.........順調に減少しています。

10個で更に半減して7.2mAです。

ただしこれでも仮に200W運用した場合には4倍の約30mAが流れることになりますので、まだダメかと。

この後は緩やかな減少となり25個で更に半減の3.7mAになりました。

30個(2.1mA)、35個(1.2mA)...........そして40個で一気に0.2mAに減少して、45個でほぼ同値の0.3mA。

50個で0.7mAに少し上がりましたが、概ね35~40個を連装した時点で満足のいく値になりました。

 

他の周波数もやれば良かったのですが、遠く離れた実家での作業で時間がありませんでした。

これまでの経験からは、周波数が低くなれば更なる個数が必要で、高くなれば少ない個数で大丈夫だと思います。

ただし、アンテナや同軸との位置関係等々、様々な条件によって値や傾向は異なってくるでしょう。

TDKのコアを宣伝する訳ではありませんが、コアの品質は何よりも重要でしょう。

私はSEIWAとTDKが多いです。

とにもかくにもクランプコアの効果を再認識した次第です。

 

余談。

実家での作業を思い起こすと敗北、挫折したHi-Qアンテナの設置を思い出します。

思い出すだけではいけないので、ぼちぼち次のアンテナのことを思案中です。