写真の花は、土の上で咲くカンアオイの緑色の花。
きょうで東日本大震災から、6年が経ちました。
私は、6年前、東京で大きな揺れを感じ、地震の底知れぬ恐怖を感じていました。
あの3月11日直後、友人から届いたメールや話しを紹介しますね。
震災に遭い、避難所を転々とした友人は
食糧が少なくなった避難所を出て、次の避難所に移動した道端で
食糧を配っているポイントに遭遇し、おにぎりをもらったそうです。
友人は、「食料を配っているポイントを避難所の人達に伝えて欲しい」と
配給をしている人にお願いすると
「配給にも限りがあり、食糧配給のポイントに人が押し寄せてしまうと
パニックが広がるので、この場所に来れた人にしか渡せない状態です。」と
言われたそうです。
友人は、「自分の足で前に進まないと…」と、遠くを見ながら話しをしてくれました。
別の友人からは、「この国の技術とこの国をたて直す国民の底力を信じて、
地震を怖がるよりも出来ることを頑張ってね」
「今は、ガソリンが、手に入らないから動けないけれど。」と
メールが、届きました。
私に出来た事は、地域の方と古着などを集めてダンボール箱詰めを手伝った事でした。
災害地へダンボール箱を届けた人からは、「お茶の葉を届けても急須が無かった」
と聞きました。(本当は、伝えきれない事を見て感じた様子でした。)
私は、2012年釜石市只越町の仮設住宅へ花のレッスンボランティアにうかがった時
仮設住宅の方々の笑顔の中には、悲しみを乗り越えようと精一杯過ごされている
様子が伝わって来ました。
また、がれきを取り除くために、多くの友人がボランティアに参加していました。
東日本大震災から、6年が経ち、NHKスペシャルを見て、復興と言うゴールは、
みんなが忘れてはいけない身近に起こりうるみんなの課題だと感じています。
きょうは、「3.11」ですね。
葉の陰に隠れた茶色い色の花です。