「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」。女性の美しい容姿を例えたことわざです。
しかし、
このことわざには、シャクヤク・ボタン・ユリが、女性特有の病に効果ある生薬だと言っています。
シャクヤクの根は、肝のトラブルを治し、いきり立つようなイライラや痛みを和らげる作用。
ボタンの根の皮の部分は、血の巡りが滞り、座り込むようなだるさを改善する作用。
ユリの鱗茎の鱗片を乾燥させたものは、弱った精神を安定させる働きもあるそうです。(タケダ薬報より)
「いつまでも健康で美しい女性でいて欲しい」という願いの隠れメッセージも含まれていたんですね!。
シャクヤクは、咲くと間もなく散ってしまいますが、優しい香りがします。
ボタンの開花期間は、20日と長く花びらが少しずつ散り、、花の王様と呼ばれるほど存在感があります。
ユリは、甘い香りを遠くまで飛ばし私達の鼻をくすぐります。
シャクヤク・ボタン・ユリ、一輪でも花を部屋に飾って、ご自身の体調を振り返ってみてはいかがでしょうか。
どうぞ、健康でお過ごし下さい。
おまけ:写真は、5/6上野のボタン苑。ボタンは、花びらが陽に透ける程薄いので笠をさしていました。
5/24、シャクヤクが、お花屋さんに並んでいます。