金子光晴の本に書かれてあった事。
太平洋戦争勃発の頃、日本の敗戦を予想した人が金子光晴の周りに二人居たという。
その頃は戦争に反対するだけで就職もできない時代風潮だったという。
一人は海外のラジオやメディアを愛聴していた人だという。
もう一人は海外と貿易していた人だという。
その人が言うには「 物力的に無理だ 」と言っていたそうだ。
他にもその当時の朝鮮の修道士みたいな人が「 日本は負ける。 日本は欧米から科学技術を学んでいる身分なのに勝てる訳がないだろう。 」と言っていたそうな。
台湾の客家の人と戦争問題について話していた時は「 だってそりゃしょうがないよ。 日本は資源が少ないもん。 」と言っていた。
その当時の日本人達が大和魂で「 日本は神の国だから絶対に負ける筈はない。 いざとなったら神風が吹く 」という東洋的迷信で戦っていた。
海外の視点で見てみる方が、余程冷静で客観的で現実的に物事を見れているのだ。
それにも関わらず未だに日本中心の一方的な主観的意見をゴリ押ししようという馬鹿な連中が後を絶たない。