母の見舞い

朝、弟から「今日お母さんのお見舞いに行こうと思う。Ｋもお土産を持って同行する」とメールがきた。
何の土産だろうと思っていたら、お正月に北海道に行った時のお土産だった。
「お金ありがとうございました。これお土産です」と出したので、
「お金？」と言うと、「お年玉、それとそのほかに貰った」と、、、。
「へ？」と言うと、弟が「あんた覚えとらんと？お年玉のほかに去年やられんやったから、
去年の分のお年玉ちゆうて別にやりよったやん？」
「そうやったかねぇ～？」と言うと「酔った勢いで太っ腹になっとうきやるち言いよったばい」
またもや「そうやったかねぇ～？」と言うと「たいがい酔うとったっちゃね」と甥と２人で笑ってた。
白い恋人を受け取り「おばちゃんこれ大好き！」と言うと
「北海道に行く途中で東北に寄った時に買ったんだけどこれも美味しいよ」と東北限定のルックチョコもくれた。


お昼にペペロンチーノを作り、出来上がった時にグッタイミングで買い物から帰ってきたダンナと４人で食べ、
その後母の見舞いに行ってきた。

受付で最近の母の様子を話してくれたが、ゆっくり食べさせているがだんだん呑み込みが悪くなり、
喉がすぐゴロゴロするので吸引が多くなり、身体機能もだいぶ落ちてきたそうだ。
今日は比較的落ち着いていると言われて部屋に行ったが、肩で息をしていて苦しそうだった。
「こんにちは」と話しかけても口の中でモゴモゴ言うだけで何を言っているのか分からなかった。
１月２６日で８７歳になったので、甥が「おばあちゃんお誕生日おめでとう」と言うと、
オウム返しで「おめでとう」と言ったようだがそれもちゃんとは聞き取れなかった。
インフルエンザが流行っているとのことで、面会時間が限られていたので、ちょっとだけいて
「また来るね、ばいばい」と言ったけど、今日は「バイバイ」も言わなかった。
「握手ね」と言って、布団をめくって手を握ったら、握り返しはしてくれた。
また「バイバイ」と言って手を振ったけど、こっちを見るだけだった。
ダンナの両親も亡くなったので、母もそろそろ覚悟をしておかなくてはならないだろうな・・・