オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「ツナグ 想い人の心得」

2021年10月25日 19時59分15秒 | 読書
辻村深月著「ツナグ 想い人の心得」読了。
松坂桃李主演で映画化された「ツナグ」の続編です。

亡くなった人に一度だけ会える。
ただし会いたいと言っても断られる事だってある。
どちらにとっても一度だけしか許されない。
会いたい人と相手をツナグ使者が主人公です。

幾度連絡してもタイミングが合わなければ繋がらない。
しかし、「ご縁がある人はちゃんと繋がる」とは
主人公の祖母(先代の使者)の言葉。

顔も知らない父親
幼くして亡くした子供
若くして亡くなった娘
年若く亡くなった憧れていたお嬢様

なぜ会いたいのかを語る様々な人生の物語が、
身につまされたり、くすっと笑ったりしました。
ん〜、オカンは誰に会いたいのかな?
オカーチャンには断られそうだ。
オトーチャンには叱られそうだからな〜。
オカンの紐落としを楽しみにしていたのに、
間に合わず亡くなった曾祖母ちゃん…。

やっぱり誰にも会いたくないわ。



さてと、今日からアルバイトに出ました。


お留守番の桃惠さんは、オカンが帰宅すると側から離れず、
アンカの入ったふかふかぬくぬくのお布団があるのに、
デスク横のイスに乗せてくれとねだります。


降りたい?
喉が渇いてお水を飲みたいてか?
それじゃ、降ろしてあげましょかね。