中国の政策当局は4月下旬から6月中旬にかけて、「ITバブル」崩壊の穴埋めを住宅バブルという別のバブルの助けを借りながら行ったアラン・グリーンスパンFRB(連邦準備制度理事会)議長(当時)の戦略や、住宅バブル崩壊の後始末を3度にわたる量的緩和(QE)で株価上昇を促しながら行ったベン・バーナンキFRB議長(当時)の戦略を参考にして動いたように見える。すなわち、住宅など不動産のバブルが崩壊して信用不安が広がりつつあることへの対応策の一環としての、株価上昇促進策である。
だが、実体経済・企業業績の改善という裏付けを伴わないまま上海総合指数の4000という水準は「ブル(強気)相場の入り口」として株式購入を国民に事実上促した4月21日の人民日報掲載の論説を最大の原動力にして形成された中国株の「官製バブル」は、意外に早いタイミングで一気に崩壊した。
上記の論説が掲載された後、株価上昇は当局のお墨付きだと判断した人々が預金を引き出したり借金をしたりして株を買う中で、上海総合指数は急騰し、6月12日に終値で5166.350になった。

日本では爆買いが話題だが、その内下火となるのか?!。
だが、実体経済・企業業績の改善という裏付けを伴わないまま上海総合指数の4000という水準は「ブル(強気)相場の入り口」として株式購入を国民に事実上促した4月21日の人民日報掲載の論説を最大の原動力にして形成された中国株の「官製バブル」は、意外に早いタイミングで一気に崩壊した。
上記の論説が掲載された後、株価上昇は当局のお墨付きだと判断した人々が預金を引き出したり借金をしたりして株を買う中で、上海総合指数は急騰し、6月12日に終値で5166.350になった。

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