
トランプ大統領「ゴラン高原、イスラエルに主権」 国連決議違反との声も
アメリカのドナルド・トランプ大統領は21日、イスラエルが占領しているゴラン高原をイスラエル領と認めるべきだと発言した。
イスラエルは1967年の第3時中東戦争でシリアからゴラン高原を奪い1981年に併合すると発表したが、これまでアメリカを含む国際社会はこれを認めていない。
トランプ大統領はツイッターで、「52年たった今、アメリカがイスラエルのゴラン高原に対する主権を全面的に認める時が来た。
イスラエルと地域の安定にとって戦略的にも安全保障面でも重要なことだ!」と述べた。
ゴラン高原の奪還を模索しているシリアは現時点でこの発言に反応していない。
一方、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相はツイッターで、「イランがシリアを拠点にイスラエルを破壊しようとしている中、トランプ大統領はゴラン高原に対するイスラエルの主権をはっきりと認めてくれた」と投稿し、トランプ大統領に感謝した。
ネタニヤフ首相はかねてより敵対するイランがシリアで「軍拡」を続けていると警告し、シリア駐留イラン軍への空爆を指示してきた。
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トランプも疑惑の白判定で二期目も視野に入って来た。