公器たる公共交通機関ですが、
常に政治の圧力にさらされているようです。
昨年の総選挙後に行われた国際航空ダイヤの見直しにおいて
JALでは関西空港からの大規模な撤退がありました。
遅い判断かもしれませんが、
関西選出の大物議員の落選との関連はなかったのでしょうか。
もしそれがあったとすれば、政治が民間会社を押しつぶしたことになります。
事実でなければいいのですが、
報道では国土交通省の圧力や政治家の圧力があったと
公然と報道されています。
事実は闇のなかですが、まさかそのようなことはさすがになかったとかんがえたいところです。
茨城就航、ならびに片道4000円にて上海まで。
日本にもLCC就航と言うことで衝撃があるかもしれません。
春秋航空の経営幹部の記者会見に気になる言葉がありました。
「我々は最新鋭機を使用しているから安全だ」と。
かつての航空事故をひもとくと、
事故はプロジェクトマネージメントたる運行の現場で、
マネージメント上よからぬことが発生したときに発生するものだと考えます。
航務、整備、客室、運行乗務員、グランドハンドリング、管制、
そのいずれもが正しい仕事をやり遂げることだと考えます。
そこで、「最新鋭機を利用してるから大丈夫」という言葉。
運行にあたる現場のマネージメントが大丈夫だとは言っていません。
彼らも運行能力が大丈夫か心配です。
茨城空港開港時にどのような税金の無駄遣いがあるか、
と言う観点で見に行ってきました。
・首都圏第三空港という割に地上アクセスが悪く、利用者の便を考えていない
・茨城の国際線需要の多くを担うであろう土浦、つくば地区からのアクセスを考えると、
現在圏央道を建設しており、常磐道から東関東自動車道に将来ぬけらるようになる。
-> 大半の乗客は成田にバスもしくは自家用車で成田に簡単にアクセスできてしまう
・展望デッキのガラスが偏光ガラスになっており、百里基地の施設が見えないようになっている
と、およそ民間航空機を就航させ続けることを考慮しているとは思えないものでした。
日本の国策はどうなっているのでしょうか。
帰り際、駐車場にてある会話を聞きました。
A: 「茨城空港にいろんな会社がきて、いろんなところにいけんだろ?」
B: 「んだー」
失笑してしまいました。
普天間問題。
日本、特に沖縄にとって不幸なことです。
ただし、ここで一つの仮説を立てます。
今年発生した北朝鮮による潜水艦から発射された魚雷による
韓国艦船の沈没事件が「なぜあの時期に起きたか」ということです。
仮に、普天間問題でもめていることをいいことに、
北朝鮮が揺さぶりをかける意味で
いわゆる「図に乗る」形で事件が発生していたとしたら、
非常に不幸なことです。
また北朝鮮のしたたかさならあってもおかしくない事象かもしれません。
仮説を重ねていますが、仮に事実だとすると
「もめていることを国際的に公表していること」自体が、
安全保障上まずいかもしれません。
政府には継続的に代替地模索は続けていただく努力はしていただきたいところですが、
秘密裏に実行していてただいた方が、いいとおもいます。
沖縄の負担を軽減する意味でも
日本国内の各所で反対運動を起こすのではなく、
是非我が県を活用してくださいと言っていただいた方がいいのかもしれません。
日本人は隣国に話の通じない危険な国があると言うことを
忘れているのかもしれません。
丸腰でくらせるのならそれが一番いいのですが。