A350-1000

A350-1000

二人で実施する業務

2013-05-18 | 航空機

以前コックピット内の操縦士がなぜ2人以上なのか、
を記しました。


同じような考え方が
双発機による洋上飛行"ETOPS"において
実践されています。


まずは"ETOPS"について。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ETOPS/LROPS


かつては、洋上飛行は3発以上のエンジンが必要でした。


エンジンを含め信頼性が今より低かったためです。
仮にエンジンが1発停止しても
残り2発以上のエンジンがあります。


これを双発のエンジンを用いて、
洋上飛行しようとするため、
万が一1発のエンジンが停止した場合でも
安全に緊急着陸できなければなりません。


そもそも両方のエンジンに同じような整備ミスなどが発生しては
信頼性の向上を図ることが出来ません。


しかし構造は左右一緒です。


どうするか。


実はいくつかある答えのうちの一つは、
「左右のエンジンを別々の人間が整備する」
「よって同じようなミスが起こりにくくなる」
というものです。


無論ミスがないように仕事をするのは必須ですが、
根性論で「間違えるな!」とだけやるのは、
具体策にならないので
「人間は間違う可能性がある」
という摂理をベースに
それでもどうするかを考えたわけです。


英文で恐縮ですが、
お読み頂ければ幸いです。


http://www.boeing.com/commercial/aeromagazine/aero_07/etops.html


http://www.boeing.com/commercial/aeromagazine/aero_05/textonly/m02txt.html


航空・宇宙の世界は人間の本質を
完璧ではないものとして取り扱います。


そうするよりほかないからです。





June Bride

2013-05-18 | 雑感

まもなく6月です。


今回は6月の花嫁、
ジューン・ブライドについて。


このジューン・ブライドと言う言葉、
元々ヨーロッパが起源です。


6月のヨーロッパは気候が大変穏やかで、
バラの花などが咲きます。


光景がきれいなんですね。


ちょっと難しい話をすると、
西岸海洋性気候という気候区分で、
以下のリンクの通り天候が安定しています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B2%B8%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%80%A7%E6%B0%97%E5%80%99


日本で言うさくらの咲く頃、コスモスの咲く頃、
といった意味合いがあるようです。


ヨーロッパの風習にあこがれて6月を選ぶもよし、
日本人的に春・秋を選ぶもよし、
東北では農閑期の冬でもよし。


せっかくのことですので
自分の気の済むようになさるのがいいと思います。



フット・イン・ザ・ドア

2013-05-18 | 雑感

一般的にフット・イン・ザ・ドアと呼ばれる手法があります。


難しく言うと、
「一貫性の原理」
というものです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%B2%AB%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86

簡単な条件を提示し、
次第に飲み込まれていくものです。


これは、政治・経済などあらゆる分野で利用されます。


昨今のニュース報道でもそれを感じさせるものがあります。


高くつかないといいですね。
いろいろと。



開港35周年

2013-05-18 | 航空機

成田空港の開港から今日で35周年です。


開港に向けて管制塔が乗っ取られるなど、
現在の状況とは全く異なる社会でした。


以前アラスカで、「どこから来た?」といわれ、
成田空港から○○を経由してきた、
というと、
「あの畑の真ん中の空港か?」と言われたことを覚えています。


そんな成田にもアクセス特急が走りますます便利になります。


産業としては小さい航空業ですが、
世界と日本をつなぐ文字通り兵站(Logistics)ですので、
よりいっそう戦略的に行われることを期待しております。



認識

2013-05-18 | 国際・政治

昨今与野党のトップクラスの政治家の
歴史認識に関わる発言が物議を醸しております。


欠けているのは相手側からの視点。


強調されるのは自国の視点。


いろいろな声が聞かれますが、
一時の「空気」に乗って投票し選んだのも
国民です。


いかに我々国民の見る目がないかを
見せつけることとなります。