今回の大雨で、栃木県、宮城県を中心に大きな被害がでた。
我が喜多方市はラーメンでこそ有名であるが、田舎町でそれ以外
たいしたものはない。
あるのは雪のみだ。
しかし幸いなることかな、災害も少ないのだ。
今回の大雨も喜多方市には被害はなかった。
今までなら、「あぁ、よかったね」で済むのだが、長いこと
人間をやってくると人とのつながりが自然と増えるのだ。
日本なんて1億2,000万人しかいない。
20代さかのぼれば、ほとんど親戚だ。
今回宮城県で堤防が決壊した大崎町の三本木地区には
女房のおばさん家族が住んでいる。
先月、義父の葬式で会ったばかりだ。
毎年、古川産の最高級「ささにしき」を送ってくれる。
電話したら、避難勧告がでて、別の親戚の家にいるらしい。
さいわい被害はなかったようだから、安心した。
今まではテレビの中の出来事、と思っていたことが身内に
起こっていることに驚いた。
先月の義父の葬式にも、東日本大震災の津波で
両親が亡くなった親戚、家を流されて仮設住宅に
住んでいる親戚がいた。
もう何もかにも、自分は関係ない、という年齢では
ないということを痛感した。