風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

ピアノのレッスンに久しぶりに行きましたが。。。(-_-;)

2021-10-28 06:17:42 | ピアノを弾くこと

今月も残すところ、4日になりました。今月末は、ハロウィンで、31日は、サマータイムから、GMタイム(ウィンタータイム)に時計が変わり、1時間遅れになります。

昨日は、半年ぶりにブライトンのピアノの先生のお宅に、レッスンを受けに行きました。
特に、レッスンを受ける必要はなかったのですが、この日は、何も予定がなかったので、長い間、先生のお宅に行っていないし、暫くぶりに行ってみようと思ったのです。夫も車で送ると言ってくれました。ブライトンに行って、日本食(納豆など)も買って来ようと思ったのです。

久しぶりに行く先生のお宅は、相変わらず、溜息が出るほど、美しい家具に囲まれていて、美しいラウンジにヤマハのグランドピアノが置いてあります。
私は、正直言って、昔、先生の所に置いてあった、スタインウェイのアップライトピアノの音色の方が好きでした。(ヤマハの、このグランドピアノの音は、かなり、シャープな響き渡る音で、スタインウェイのようなソフトな音ではありません。)

2階のトイレを借りた時も、いつものように、綺麗で清潔で、美しい花が生けられていました。
いつも、お茶を出してくれるのですが、この日は、お茶のことは聞かれませんでした。
大抵、何処へ行く時も、私は自分でマイポットにお茶を入れて持って行くので必要ないのですが。

この先生には、お世話になりました。ピアノグレード試験の8級、そしてジャズグレードの5級(これが最上級)に合格できたのも、先生のお陰です。試験前は、1時間のレッスンも、1時間半くらい教えてくれたり、いつも、レッスンに、行くたびに、新しい学びがあって、充実した気持ちになったものです。

でも、今年の5月に行ったときは、先生も、お年を召されたのかな?
生徒は私以外には来ていないと、おっしゃっていたし。
先生は、癌の手術もされて、コロナになってからは、生徒を一切、教えていなかったようです。音楽大学で教えていたり、サティや、ドビュッシーの研究家として有名な先生はBBCラジオにも出演されたり、シアターの演劇で、自分の曲を演奏されていたり、私も一度観に行かせてもらったことがあります。そのような有名な先生の割に、レッスン料は、リーズナブルな価格でした。

そして、昨日、行ったときは、先生が、あの華麗なピアノ演奏をされていた先生が、右手が弾けなくなっていたのには、驚いてしまいました。
何でも難しい名前の病気で、ストローク(脳梗塞)みたいな感じで、左脳がダメージを受けて、右手の指のいくつか、動けなくなってしまったとのこと。
悲しいことです。ピアニストがピアノを弾けなくなるってことは。

私も好きなジャズピアニストのキースジャレット氏も、2018年、脳梗塞で、ピアノが弾けなくなったと聞き、残念な思いがしました。あんなに才能がある人が、ピアノを弾けなくなるって、どんなにつらいだろう?

今年の初め来た生徒さんのリクエストでスタジオジブリの howls moving castle の Merry Go Round of Life の簡単なアレンジを生徒さん用に、短く簡単にアレンジしていたけど、この曲は、やはり、全部、最後まで弾いてみたいと思い、ずっと練習してますが、難しい!

Ghibli Best Storiesこのバージョンの楽譜で練習していますが、なかなか、上達しません。
一つの理由は、私の手が小さいということです。
しかし、こんなに長い間、練習していても、飽きないのが不思議。もう半年間くらい練習してる。一日2回くらいしか弾かないけど。長い曲なので。

あと、どうしても、弾きこなしたいと思った曲、ドビュッシーの「月の光」これが、どうしても、弾きこなせません。やはり、手が小さいと言うのがネックになっています。

howls moving castle piano solo ver by jo hisaisih
https://www.youtube.com/watch?v=X5YFZ5Xr3Js

何かに集中してる時は、余計なことを考えずに済むから、いいなと思うこの頃。
最初は、そんなに好きでない曲でも、練習しているうちに、楽しくなってくるのです。
例えば、バロック音楽、そんなに好きじゃないんだけど、弾いてると、もっともっと弾きたくなるのが不思議。練習するのが楽しくてやめられなくなる。

ABRSMの試験の課題曲集(exam pieces) も、場合によっては、グレード5の曲の方がグレード7の曲よりも難しかったりするし、グレード3の曲が、グレード5並みだったりする。

好きなこと、集中できることがあるって、いいことだなと思います。
そうでなければ、余計なことを考えて、気分が鬱になるばかり。
去年は、ピアノの練習も殆どしなかったし、Youtubeで暗いニュースばかり気になって聞いていました。でも、心が疲れてくるんですね。好きなことに集中できてると、心が病まないのかも?

今も日本に帰ることの難しさを考えていますが、そのことを考えると不安が襲ってきますが、なるようになるしかない。あまり、考えないことも大事なのかも?


最近のイーストボーンの海の風景

昨日は、いつものように、先生のお宅の前に車を駐車して、先生から駐車券をもらったのだけど、いつもと何か、ちがう、何か忘れてるような気がしていました。
そして、レッスンが終わり、タウンに行き、日本食などを買ってきて、車に戻ると、何と、ペナルティのチケットが、車に貼られていました!
ええ!?何で!?と思ったのですが、夫が、チケットの日付の欄がスクラッチされていなかったのだと言いました。
夫は、私を待つ間、ブライトンの町を久々に、歩いて、画廊を見たり、図書館に入ったりして、時間をつぶしていました。

車のナンバープレートは、いつものように先生が書いてくれました。そして、日付は、いつも先生がスクラッチしてくれるのですが、それが、スクラッチされていなかったのです。
だから、ペナルティのカードが貼られていました。


日付がスクラッチされていなかった!


車のフロントガラスに挟まれていたペナルティチケット

今日は、もうひとつ、がっかりすることがありました。
フレンドリーなトルコ人の男の子が日本語のレッスンに来たのですが、彼はカレッジが忙しく、来年の夏、卒業してUniversityに行くので、日本語のレッスンは今日で辞めさせてもらいますと言いました。淋しくなります。教えるのが、楽しかったのに残念です。
でも、仕方ないですね。日本に行くのを諦めて、ドイツの大学に行って、歯科医の勉強をすることを決断したみたいです。

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