今日はいつものFさんは朝から仕事で外出していてお昼になっても戻りません。
朝、業者に注文するお弁当の数が少なかったから、これはFさんたちはお昼には帰ってこないらしいとは思っていた。
だから節電事務所の薄くらい部屋で昼食を摂って、「偶にはお昼の仮眠も好いかな?」と目を瞑っていると、背中からKさんの声がかかった。
(本題を進める前に一寸寄り道・・・)
節電は良いけれど、昼食時の節電はどうかと思うのです。
事務処理の必要は無いから、必要以上の明るさは要らないけれど、薄くらいところで食事をするというのはなんだかおかしい。
子供時代社宅に住んでいて、電気・水道・燃料、それに会社が製造していた紙類は全てタダの生活だったから、そういうものを気にしたことが無かった。
中学時代に親が家を建てたので高熱費・電話代なども当然家の負担に変わったのだけれど、ここまでの節約は考えられ無かった。
現在、家では食事の時は食卓の上の灯りを追加で点けるのだから、勤め先とは逆
外国の高級ホテルのやや暗いロビーで食事しているような・・・明るさだけの比較です
話は職場の男子休憩室に戻ります
碁盤・座布団を並べていると・・・おや!、プラスチックだけれど、碁石が碁笥に入っている。
ボール紙の箱から黒いプラスチック碁笥に変わっている・・・やはりこの方が何となく気持ちが良い。
こういうものを注文購入するのはこの事務所では目の前にいるKさんの仕事だから心の中で感謝。
私:「Kさんは休みの日など、碁会所で打つのですか?」
K:「いや、打つのはここだけですよ」と至極当然といった答えです。
K;「前にいた課長のH野さんとか昼休みのメンバーでやっていたのです。打つのはここだけ」
(H野さんという人と面識はないけれど)私としたら「うっそー」と言いたいくらいの驚きです。
彼はネットで打っている様子はないし、彼の言葉通りここだけなんだろう
しかし本当なら驚きです。
私は一日一局ペースですが、毎日3,4局打っていた時代も長いし、プロにも打って頂いたこともあるし、お師匠さんみたいな人に鍛えられ(いい加減だけれど)た
・・・彼Kさんの平日の昼休みのみ一局とは違うはず。
それが4子のハンデは・・・置石が少なくない?
Kさん先日4子で連敗したので「今日は5子で・・・」と置こうとするが、昨日先でFさんをぶっ飛ばした碁を見ているので、「5子では白が無理でしょう」と辞退して、この日も4子で打つこととする
さて打ちながらの雑談
K:「aizomechouさんはプロ棋士と2,3子で打てるでしょう?」
この質問で、彼がこの方面での知識が少ないのが知れました。
私:「プロの先生は”お稽古”で3子くらいで打ってもらいました。でもそれは”お稽古”の話で、勝負ではないのです」
私:「プロの先生は”お稽古”なら何子ででも打ってくれますよ、だから置石がいくつかはあまり当てにならないのではないでしょうか」
私:「プロの棋士なら私みたいな素人に2子では負けるのは恥ずかしいと思うでしょうね(とても勝負にはなりません)。アマチュアの大会に出てくる強いアマでも2子で勝負できる人は相当強いですよ」
私:「第一プロの先生は3子で、”黒残念でしたね”みたいな碁を打ってくれるのです」
私:「お稽古ですから内容第一で勝敗はプロの心次第。だから勝っても強くなったというわけでもない」
私:「今はどうだか分かりませんが、日本のプロはその辺の”お稽古感覚”は上手いですよ、中国のプロなどは稽古でも本気で素人の石を潰しに来ます」
打ちながら話が弾みますが、心の中では『先日の4子局とは違うぞ、要注意!』と感じていました。
どうもアレはKさんからの名刺代わりの連敗・・・今日の碁からすると<Kさんのやりたい放題で打ってみて>私がどう反応するのか試されたみたいな気さえする。
昨日のFさん戦が本当のKさんかも
今日は結果から見ると白6目勝ち・・・さてこれをどう考えるか。
3連勝ということを見るか、Kさんは「たかだか6目」と見るか
Kさんには話していない・・・誰にも話していませんが・・・私の棋風というか気風があるということ
「例えば6目差は6目の大きさではない」
(結果の6目はホンの僅かと考えるだろうか?)
Kさんがそれを励みにして今後も頑張ってくれるのならそれはそれで良い
しかし競馬で言うと「おいでおいで」マラソンなどで言うなら、胸の差でも先にゴールすれば良いという意味での6目差と言ったら嫌味だろうか。
昼休みの碁で必ずしも勝たなくてはいけないわけでもないけれど、本来白がハンデを負っていたのだから、勝敗が見えた時点で危ない橋を渡ってでも”常に全力”は・・・
そういう緩んだ気持ちが再逆転の誘引にならないとも限りませんが、私としては勝敗が見えて来た時点で、この勝負は終わりと考えてしまう。
そういう意味で6目は6目ではない(禅問答ではなくて)
全く嫌味なことを書き連ねていますが、ともあれプロのお稽古碁とは内容で違いますが、余裕を持ってのゴールであることを・・・
それともう一つ
先日他の方のブログにもコメントさせて戴きましたが・・・
例えば4隅の星に黒石がある、4子局
白星に小ケイマでかかって、黒も小ケイマの受け
白はそこをかかりっぱなしにして、背中の星に小ケイマかかり・黒今度は1間受け、白は真ん中の辺の星に打つ。
このとき白は(私は)”この碁は戴いた”に近い・少なくとも細かくはなると感じます。
何故って?
白はこの3子の安普請しかないのだけれど、少なくとも白の結界ではある。
4子の手合いの黒がここに手段を求めて打ち込んで来るのは考えにくい・・・もし打ち込んできたならば、その石を追って全局に影響が及ぶように打ちます。
もし打ち込んでこないとしたならば、それはそれでかなりの地模様になるはず・・・
以上はK畑師匠直伝では有るが、私も置き碁ではそのように考えます。
さて、これは今のところはKさんには教えないでおきます。
私が自分で首を絞めると言う以上に、Kさんが自得して欲しいとの期待もあるし、法螺話みたいに受け取られることもある。
朝、業者に注文するお弁当の数が少なかったから、これはFさんたちはお昼には帰ってこないらしいとは思っていた。
だから節電事務所の薄くらい部屋で昼食を摂って、「偶にはお昼の仮眠も好いかな?」と目を瞑っていると、背中からKさんの声がかかった。
(本題を進める前に一寸寄り道・・・)
節電は良いけれど、昼食時の節電はどうかと思うのです。
事務処理の必要は無いから、必要以上の明るさは要らないけれど、薄くらいところで食事をするというのはなんだかおかしい。
子供時代社宅に住んでいて、電気・水道・燃料、それに会社が製造していた紙類は全てタダの生活だったから、そういうものを気にしたことが無かった。
中学時代に親が家を建てたので高熱費・電話代なども当然家の負担に変わったのだけれど、ここまでの節約は考えられ無かった。
現在、家では食事の時は食卓の上の灯りを追加で点けるのだから、勤め先とは逆
外国の高級ホテルのやや暗いロビーで食事しているような・・・明るさだけの比較です
話は職場の男子休憩室に戻ります
碁盤・座布団を並べていると・・・おや!、プラスチックだけれど、碁石が碁笥に入っている。
ボール紙の箱から黒いプラスチック碁笥に変わっている・・・やはりこの方が何となく気持ちが良い。
こういうものを注文購入するのはこの事務所では目の前にいるKさんの仕事だから心の中で感謝。
私:「Kさんは休みの日など、碁会所で打つのですか?」
K:「いや、打つのはここだけですよ」と至極当然といった答えです。
K;「前にいた課長のH野さんとか昼休みのメンバーでやっていたのです。打つのはここだけ」
(H野さんという人と面識はないけれど)私としたら「うっそー」と言いたいくらいの驚きです。
彼はネットで打っている様子はないし、彼の言葉通りここだけなんだろう
しかし本当なら驚きです。
私は一日一局ペースですが、毎日3,4局打っていた時代も長いし、プロにも打って頂いたこともあるし、お師匠さんみたいな人に鍛えられ(いい加減だけれど)た
・・・彼Kさんの平日の昼休みのみ一局とは違うはず。
それが4子のハンデは・・・置石が少なくない?
Kさん先日4子で連敗したので「今日は5子で・・・」と置こうとするが、昨日先でFさんをぶっ飛ばした碁を見ているので、「5子では白が無理でしょう」と辞退して、この日も4子で打つこととする
さて打ちながらの雑談
K:「aizomechouさんはプロ棋士と2,3子で打てるでしょう?」
この質問で、彼がこの方面での知識が少ないのが知れました。
私:「プロの先生は”お稽古”で3子くらいで打ってもらいました。でもそれは”お稽古”の話で、勝負ではないのです」
私:「プロの先生は”お稽古”なら何子ででも打ってくれますよ、だから置石がいくつかはあまり当てにならないのではないでしょうか」
私:「プロの棋士なら私みたいな素人に2子では負けるのは恥ずかしいと思うでしょうね(とても勝負にはなりません)。アマチュアの大会に出てくる強いアマでも2子で勝負できる人は相当強いですよ」
私:「第一プロの先生は3子で、”黒残念でしたね”みたいな碁を打ってくれるのです」
私:「お稽古ですから内容第一で勝敗はプロの心次第。だから勝っても強くなったというわけでもない」
私:「今はどうだか分かりませんが、日本のプロはその辺の”お稽古感覚”は上手いですよ、中国のプロなどは稽古でも本気で素人の石を潰しに来ます」
打ちながら話が弾みますが、心の中では『先日の4子局とは違うぞ、要注意!』と感じていました。
どうもアレはKさんからの名刺代わりの連敗・・・今日の碁からすると<Kさんのやりたい放題で打ってみて>私がどう反応するのか試されたみたいな気さえする。
昨日のFさん戦が本当のKさんかも
今日は結果から見ると白6目勝ち・・・さてこれをどう考えるか。
3連勝ということを見るか、Kさんは「たかだか6目」と見るか
Kさんには話していない・・・誰にも話していませんが・・・私の棋風というか気風があるということ
「例えば6目差は6目の大きさではない」
(結果の6目はホンの僅かと考えるだろうか?)
Kさんがそれを励みにして今後も頑張ってくれるのならそれはそれで良い
しかし競馬で言うと「おいでおいで」マラソンなどで言うなら、胸の差でも先にゴールすれば良いという意味での6目差と言ったら嫌味だろうか。
昼休みの碁で必ずしも勝たなくてはいけないわけでもないけれど、本来白がハンデを負っていたのだから、勝敗が見えた時点で危ない橋を渡ってでも”常に全力”は・・・
そういう緩んだ気持ちが再逆転の誘引にならないとも限りませんが、私としては勝敗が見えて来た時点で、この勝負は終わりと考えてしまう。
そういう意味で6目は6目ではない(禅問答ではなくて)
全く嫌味なことを書き連ねていますが、ともあれプロのお稽古碁とは内容で違いますが、余裕を持ってのゴールであることを・・・
それともう一つ
先日他の方のブログにもコメントさせて戴きましたが・・・
例えば4隅の星に黒石がある、4子局
白星に小ケイマでかかって、黒も小ケイマの受け
白はそこをかかりっぱなしにして、背中の星に小ケイマかかり・黒今度は1間受け、白は真ん中の辺の星に打つ。
このとき白は(私は)”この碁は戴いた”に近い・少なくとも細かくはなると感じます。
何故って?
白はこの3子の安普請しかないのだけれど、少なくとも白の結界ではある。
4子の手合いの黒がここに手段を求めて打ち込んで来るのは考えにくい・・・もし打ち込んできたならば、その石を追って全局に影響が及ぶように打ちます。
もし打ち込んでこないとしたならば、それはそれでかなりの地模様になるはず・・・
以上はK畑師匠直伝では有るが、私も置き碁ではそのように考えます。
さて、これは今のところはKさんには教えないでおきます。
私が自分で首を絞めると言う以上に、Kさんが自得して欲しいとの期待もあるし、法螺話みたいに受け取られることもある。