先日は平日ですが24時間心電図モニターの開始日なので休みを取ってしまいました。
実際の用事は朝9時から15分程度、せいぜい30分で用事は済んでしまうのですが、そこから勤め先までは小1時間かかるし、半端に出勤しても仕方が無い?・・・いえ半端な職員ですので”思い切って”休みです。
本当は普段どおりの生活をしていた方がモニターの意味があるとは思うので、この検査の実効性をやる前から本人としては疑ってかかっていますが、これでも尚悪い点が指摘されてしまうのですからどうしようも無く”悪い”ことだけは認識せざるを得ない・・・マアそんなわけで病院で器具をセットしたら何にもやることが無い。
こういう閑なときは普段出来ないやりたいことが一杯出来そうに思いますが、実際は逆な結果になりますね。
本を読むとか、インターネットで観戦は出来ますが、その他はTVで時間潰しみたいになってしまいます。
TVもバラエティみたいな”純粋”な閑潰し番組ではなくて所謂教養番組なんですが、動機は”閑潰し”ですから結果としては50歩100歩で似たようなものです
さて本を読んでいて・・・先日の「本因坊算砂の辞世の句」の話と同じ本です
ここでサブタイトル「理詰めより重詰め」
著者の説明によると「くどくど理屈を聞かされるより、うまい物の詰まった重箱でももらった方が余程ありがたい」という例えから「花よりダンゴ」的なタイトルだそうです。
これには明治の元勲大隈重信の話とか、プロの碁の話が出てきますが・・・多少意味が違うかもしれませんが、自分では「花よりダンゴ」みたいな碁が先日できました。
終局した時に「理詰めより重詰め」とか「花よりダンゴ」のフレーズが頭をよぎったのです。
これは先日深夜の対局ですが、まだ日付が変わったばかりなので入場者は多い時間帯です
対局待ちリストには何人もいてそれぞれの対局条件が違うので組み合わせが出来ていないらしい。
そういうところへオファーを出したので互い先くらいの方と対局するつもりが、向こう2子の方との組み合わせになりました。
それは良いのです、ただ2子の碁は向こう先より気を使うので緊張します。
まして逆コミ2目半なので”頑張らなくてはいけない”と気を引き締めます。
この碁は初顔あわせですが、初めに心配していたように相手がかなりしっかりした打ち手・・・自分よりしっかりしていない人は少ないのですが。
こちらを”上手”と見て無用に凹んだり遠慮などしないタイプですから、序盤から緊張感が続きます。
そして競り合いが始まり、各所で競り合いが続く・・・この時先程のフレーズが浮かんだ(1回目)
局面での競り合いでは相手に戦いに”華”がある。
これで逆コミでは少し厳しいかも知れない・・・「しかし!」、華々しい戦果
とは言えないまでも戦いに華がある・・・相手の方に!
もしお師匠様に見せたら、黒の方が褒められるでしょうね
「よく戦っています。気風が良いし筋と形に明るい・・・それに比べてこの白は・・・」と顔をしかめられそう
勿論顔をしかめられる白が私なわけです
但し勝負事というものですから、内容が良ければ結果に反映するとは限らないというのが皮肉な現実みたいなもので
私はその隙間に生息しているようなもの
少なくともこの碁で言うと、各箇所の折衝では黒の方が僅かに良い別れに見える筈・・・だが白も損はしていないと言うか実利ではヒタヒタと差を詰めている
2子ですから打ち始めるときは置石2子+逆コミ2目半で合計25目程度のハンデを追いかけ始めたことになる
盤上の財産の差と現実に2子という既存の武力的根拠に対抗していくのですから2子は大変・・・2子は対局者同士にたいした気力差はないし
ですから実利面で差を詰めつつ、全体のバランスとか相手の弱点が他方面に影響を及ぼすことを狙いとしている・・・まさに狸オヤジ的な作戦。
この碁の最中に「花よりダンゴ」のフレーズが再度浮かんで来ました。
戦いの花はあっち、ダンゴはこっち
実戦は黒の大石がカラミとなってどちらかが助からない形に成り、黒投了で決着がつきましたが、これは黒の積極作戦の裏目か或いは白の狙いを軽視していたかのどちらか。
こういうとき棋譜倉庫は随分便利です。
早速問題の場面より少し前に戻してシュミレーションを繰り返す
その場面で黒が潰れないで最善に打って、黒5,6目足りないような感じ
と言うことはこれより以前に問題があると言うことになる・・・と言うことは「花よりダンゴ」作戦が上手く行ったのかも知れない。
だが待て!、実はこれが私の得意作戦と言うか、こういう打ち方しか出来ないというか
時に地下鉄屋と呼ばれようと安物買いと言われようと
これで今の棋力というかランクを維持している・・・と言うことは今の力の源であると同時に「限界」をも示しているようではある。
「花よりダンゴ」は美味しくもあるが少し寂しい味もします
実際の用事は朝9時から15分程度、せいぜい30分で用事は済んでしまうのですが、そこから勤め先までは小1時間かかるし、半端に出勤しても仕方が無い?・・・いえ半端な職員ですので”思い切って”休みです。
本当は普段どおりの生活をしていた方がモニターの意味があるとは思うので、この検査の実効性をやる前から本人としては疑ってかかっていますが、これでも尚悪い点が指摘されてしまうのですからどうしようも無く”悪い”ことだけは認識せざるを得ない・・・マアそんなわけで病院で器具をセットしたら何にもやることが無い。
こういう閑なときは普段出来ないやりたいことが一杯出来そうに思いますが、実際は逆な結果になりますね。
本を読むとか、インターネットで観戦は出来ますが、その他はTVで時間潰しみたいになってしまいます。
TVもバラエティみたいな”純粋”な閑潰し番組ではなくて所謂教養番組なんですが、動機は”閑潰し”ですから結果としては50歩100歩で似たようなものです
さて本を読んでいて・・・先日の「本因坊算砂の辞世の句」の話と同じ本です
ここでサブタイトル「理詰めより重詰め」
著者の説明によると「くどくど理屈を聞かされるより、うまい物の詰まった重箱でももらった方が余程ありがたい」という例えから「花よりダンゴ」的なタイトルだそうです。
これには明治の元勲大隈重信の話とか、プロの碁の話が出てきますが・・・多少意味が違うかもしれませんが、自分では「花よりダンゴ」みたいな碁が先日できました。
終局した時に「理詰めより重詰め」とか「花よりダンゴ」のフレーズが頭をよぎったのです。
これは先日深夜の対局ですが、まだ日付が変わったばかりなので入場者は多い時間帯です
対局待ちリストには何人もいてそれぞれの対局条件が違うので組み合わせが出来ていないらしい。
そういうところへオファーを出したので互い先くらいの方と対局するつもりが、向こう2子の方との組み合わせになりました。
それは良いのです、ただ2子の碁は向こう先より気を使うので緊張します。
まして逆コミ2目半なので”頑張らなくてはいけない”と気を引き締めます。
この碁は初顔あわせですが、初めに心配していたように相手がかなりしっかりした打ち手・・・自分よりしっかりしていない人は少ないのですが。
こちらを”上手”と見て無用に凹んだり遠慮などしないタイプですから、序盤から緊張感が続きます。
そして競り合いが始まり、各所で競り合いが続く・・・この時先程のフレーズが浮かんだ(1回目)
局面での競り合いでは相手に戦いに”華”がある。
これで逆コミでは少し厳しいかも知れない・・・「しかし!」、華々しい戦果
とは言えないまでも戦いに華がある・・・相手の方に!
もしお師匠様に見せたら、黒の方が褒められるでしょうね
「よく戦っています。気風が良いし筋と形に明るい・・・それに比べてこの白は・・・」と顔をしかめられそう
勿論顔をしかめられる白が私なわけです
但し勝負事というものですから、内容が良ければ結果に反映するとは限らないというのが皮肉な現実みたいなもので
私はその隙間に生息しているようなもの
少なくともこの碁で言うと、各箇所の折衝では黒の方が僅かに良い別れに見える筈・・・だが白も損はしていないと言うか実利ではヒタヒタと差を詰めている
2子ですから打ち始めるときは置石2子+逆コミ2目半で合計25目程度のハンデを追いかけ始めたことになる
盤上の財産の差と現実に2子という既存の武力的根拠に対抗していくのですから2子は大変・・・2子は対局者同士にたいした気力差はないし
ですから実利面で差を詰めつつ、全体のバランスとか相手の弱点が他方面に影響を及ぼすことを狙いとしている・・・まさに狸オヤジ的な作戦。
この碁の最中に「花よりダンゴ」のフレーズが再度浮かんで来ました。
戦いの花はあっち、ダンゴはこっち
実戦は黒の大石がカラミとなってどちらかが助からない形に成り、黒投了で決着がつきましたが、これは黒の積極作戦の裏目か或いは白の狙いを軽視していたかのどちらか。
こういうとき棋譜倉庫は随分便利です。
早速問題の場面より少し前に戻してシュミレーションを繰り返す
その場面で黒が潰れないで最善に打って、黒5,6目足りないような感じ
と言うことはこれより以前に問題があると言うことになる・・・と言うことは「花よりダンゴ」作戦が上手く行ったのかも知れない。
だが待て!、実はこれが私の得意作戦と言うか、こういう打ち方しか出来ないというか
時に地下鉄屋と呼ばれようと安物買いと言われようと
これで今の棋力というかランクを維持している・・・と言うことは今の力の源であると同時に「限界」をも示しているようではある。
「花よりダンゴ」は美味しくもあるが少し寂しい味もします